俳優(1926年1月23日−2003年3月23日) 福岡県北九州市出身。東京大学法学部政治科中退。スペインを愛する。 「仮面ライダー」の死神博士役で知られるほか、数々の映画に出演した。『必殺5 黄金の血』の赤目役などが有名か。
博識でもあり、平成教育委員会ではレギュラー生徒。優等生の常連であった。
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「日本のいちばん長い日」(1967)です。 映画は俗にいう宮城事件を描いたもので、大東亜戦争末期、昭和20年7月26日に発せられたポツダム宣言の発表を受けるところから始まる。沖縄戦が終結し大日本帝国は本土決戦を前提にその準備をしていた。 が、広島への原爆投下、ソビエトの対日参戦、長崎への原爆投下が伝えられ、やもう得ずポツダム宣言を受諾しようとするのだが、市ヶ谷の青年将校椎崎中佐(中丸忠雄)、畑中少佐(黒沢年雄)、井田中佐(高橋悦史)は、本土決戦を行うことなくしてポツダム宣言を受託することに怒りを覚え近衛師団長を殺害…
あまりに有名なタイトルではありますが、昭和27年発表の壺井栄の小説もその後作られた映画も見てない始末で、公開から67年経った今、ようやく視聴にこぎつけた次第であります。映画好きあるあるかはともかく、意外と文部省推薦なる作品には触れる機会が少なかったりしますかね。54年と古さを窺わせるモノクロ映像は、デジタルリマスターの恩恵を受けて非常に見易くなっていて、部分的に聞き取り辛い音声はあるものの、古き良き、あるいは日本の苦難と悲劇等々を二時間半にわたって垣間見ることが出来ます。小豆島の岬の分教場に女教師が赴任するところからこの物語は始まります。着物が普段着と言う最中に洋服に自転車とハイカラな出で立ち…
3.『蛍の宿』(1997)脚本:山元清多 蛍の宿 [DVD] 岸恵子 Amazon 海辺の町・風の浦で遊郭を営む母(岸惠子)とその娘(清水美砂、田畑智子 )。あるとき、航空隊の士官(椎名桔平、山本太郎ら)が店に現れた。特攻隊として死を目前にする男たちと女たちの束の間の交流が生まれる。
ヒトに尻尾がない理由がついに判明 8日の記録。 ヒトに尻尾がない理由がついに判明 ヒトを含む類人猿の祖先は約2500万年前にサルから遺伝的に分岐し、その他のサルが持っている尻尾を失いました。これまで、一体どういう遺伝的要因によって類人猿の尻尾が失われたのかは不明でしたが、新たな研究で「ヒトを含む類人猿には存在するが、尻尾を持つサルには存在しないDNA」が発見されました。 サルには尻尾があるのにヒトに尻尾がない理由がついに判明 - GIGAZINE これすごいなぁ、と思うのは、次の部分です。 実際に研究チームが、ヒトのTBXT遺伝子にみられるAlu要素をマウスに挿入したところ、マウスの尻尾が欠損…
WOWOW「生誕100年岡本喜八監督特集」で放送された第2作目の作品。「日本のいちばん長い日」(1967)、「激動の昭和史 沖縄決戦」(1971)をとばしてこの作品ということが分かる作品だった。 岡本監督は1945年1月に松戸の陸軍工兵学校に入隊し愛知県豊橋市にあった第一陸軍予備士官学校で終戦を迎えた軍歴を持っている。青春真っ只中で敗戦を経験した。これを怒りでぶちまけた作品。自主映画のような作品で、調べてみると夫人がプロデューサーとなり二人三脚で地道に制作費を集め、制作にこぎつけたとのこと。この熱意に感動! 田舎のおばちゃんでも感じた“沖縄を取られて勝ち目があったの”、“敗戦を知らず特攻隊員と…
八百長から抜けようとして元締めを殺したオートレーサーの小林旭は死刑を宣告されるが…。新入りの小林を房から覗く死刑囚たちの目、目、目。死刑囚や看守たちの心情を描く作品ながら、嵐の中での脱獄や地下道などノワール的シーン多々あり。スターリン建築風刑務所、塔を斜めから撮るドイツ表現主義的ショットも素晴らしい。 監督:古川卓巳 出演:小林旭/浅丘ルリ子/左幸子/滝沢修/北林谷栄/左ト全/金子信雄/清水将夫/柳谷寛/小林重四郎/近藤宏/天本英世 こちらは小林旭×浅丘ルリ子、というよりは左幸子とのタッグ。ルリ子は小林旭が殺してしまった男の娘役。 死刑囚たちは、呼ばれるのを待つ。しかしこの「待つ」時間のあいだ…
いつもの年末恒例の報告。その時々で見た物や読んだ物についてダラダラ考えてるうちに年が過ぎ、最後にまとめて記すスタイルなのでくそ長くなる。とはいえ、流行り物について小まめに流れを追わなければならない今のSNSの速度は自分には向かないのでね。 ■2023年最後の挨拶とか年間ベストとかまた例によって本年の収穫物など。1.小説『ギケイキ』町田康2.ルポ『イラク水滸伝』高野秀行3.漫画『大奥』よしながふみ4.ルポ『スペイン巡礼』天本英世5.ドラマ『らんまん』脚本:長田育恵6.映画『ゴジラ-1.0』監督:山崎貴7.映画『シン・仮面ライダー』監督;庵野秀明8.評論『アメリカ大衆芸術物語』9.漫画『魔獣戦線』…
映画『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』では、臆病な少年・三木一郎が、なぜか、怪獣・ミニラを信じて近づいていきました。 なぜ、臆病な三木一郎が、ミニラに近づいていけたのか?その理由について詳しく紹介しましょう。
どんなに評価の高い名作でも白黒映画だと敬遠する若い世代は少なくないそうですが勿体ないですね。黒澤明の名作「用心棒」をカラーで見ました。これなら飛びつく?(笑) 分かれ道に立つと落ちていた棒切れを放り投げ、地面に落ちて示した方角へ気ままに進む 小さな宿場町にやって来た三十郎。二組のやくざが対立して無法地帯となっている 小心者の番太(ばんた)は東宝の名ちょい役、沢村いき雄。三十郎にどっちの組につくかと聞く 居酒屋のおやじから町の状況を聞いて、面白そうだと居座る事にする 左は黒澤作品常連の脇役で棺桶屋の渡辺篤。右の居酒屋のおやじはテレビ版の初代「水戸黄門」を演じた東野英治郎 双方のやくざどもが監視す…
2000年作品、成田裕介監督、大原かおり 西集 庄司哲郎 大久保貴光 山内としお 山部薫丸(B・BROS) 守田比呂也 螢雪次朗 天本英世 稲川淳二出演。都会外れの寂しい柳の下に、週に一度、金曜日だけに開店する屋台。 メニューはシチューとワインだけだが、たいそう繁盛している。 噂を聞き付けたグルメ家たちが名付けたのが「金曜のレストラン」。 今夜も噂の屋台を血眼になって探す人々が、夜の町を徘徊しているらしい…。雑誌編集部に勤めるサラリーマン・西沢洋介は恋人の由紀に教えてもらった金曜日の屋台に、グルメ作家・赤江川準を招いた。 「今までに味わったことのない旨さだ」と絶賛する赤江川。 しかし、その数日…
★★★ 2023年11月20日(月) シネヌーヴォ クレジットの主演・長門裕之、撮影・姫田真左久、音楽・黛敏郎という面子を見て今村の「豚と軍艦」を連想したんだけど、それに殊更の意味があるわけではない。でも、後世に名を留める留めないに分かれた両作も同じプログラムピクチャーの枠組みで撮られていたんやなーとは思わせる。 それにしても大概なクソ野郎の話で、自分に惚れてる女給上がりの女を袖にして、若い清純可愛い子ちゃんにのぼせあげて、そっちがダメだったから元サヤってか、ふざけんなって話なのだが、映画は殊更に男を断罪しません。むしろ何だかヒロイックな結末を迎える。 まあ、それでも色々面白かった。改めて若い…
以上、『月蝕』(日活1956:井上梅次)より 『月蝕』(日活1956:井上梅次)を、国立映画アーカイブ(NFAJ)長瀬記念ホール OZUにて見る。「月丘夢路 井上梅次 100年祭」特集の1本。310円。 月蝕(103分・BD・白黒) ナイトクラブの殺人事件現場で、バンドマスターの和馬(三橋)が「あの女はもういない」と呟く。過去に受けた心の傷がもとで男性遍歴を重ねる綾子(月丘)は、男たちへの復讐に身を焦がし転落してゆく。月丘に「運命の女ファム・ファタール>」を演じさせノワール調の雰囲気をもたらした井上は、本作を皮切りに石原裕次郎をスターダムに押し上げた。 (以上、国立映画アーカイブの解説より) …
★★★★☆ あらすじ 妻に先立たれた洋品店主の男は店の2階で画廊を始め、芸術を志す一人娘はそこで仲間と共に個展を開こうとする。 www.youtube.com 感想 洋品店店主の父親とその娘、そして女性店員の、三人それぞれの恋愛がコミカルに描かれていく。画家を目指していた父親が始めた画廊を中心にした人間関係が描かれ、アートに関わる人が多いせいか、登場人物たちが皆、進歩的で軽やかなのが印象的だ。明るい雰囲気の中で繰り広げられるコメディシーンは今でも案外と笑えた。 三人それぞれの恋愛はそんなにガッツリとは描かれないが、気が付けばいつの間にか当のお相手とくっついていた、みたいな自然な流れで進展してい…
表題の俳優なのですが、芸歴が物凄く古く、新東宝を立ち上げた俳優仲間で丹波哲郎や天知茂、高島忠夫、宇津井健等の名だたる芸能界で名を残す大物俳優の仲間で沼田曜一と言う悪役を演じさせたら個性派俳優とも怪優とも呼ばれる俳優さんの出演作品を調べたのですが個人のウッキペディアでは記載がなく、沼田曜一が演じた役名を調べたら記載が残されており、其の作品が放映されたのが是れまた物凄く古く、何度も映画で上映されて テレビ放映でも2度上映された人気作品でして「神州天馬侠」と言う作品です。 私が、幼少期にテレビ放映されたのが1967年昭和42年制作でTBS系列で放映されて居ました。 今から56年前の作品なので物語のあ…
将棋の藤井聡太八冠はキノコが苦手みたいなんすが、ひょっとして、幼少期に『マタンゴ』を観て恐怖心を植え付けられたんじゃ……。うそ藤井聡太八冠は無敵状態なんでハンデとして昼食、おやつ、夕食、など食事はきのこづくしのみにして、(おやつはきのこの山のみ)対局相手は勝つために人間をやめてマタンゴになるしかないと思う。うそ 塚本晋也監督の『鉄男』なんかもそうなんですが、ある日、自分自身の肉体が徐々に変貌し(他の物質に侵食され)ていき、人間としての自覚(意識)も無くなった場合、その物体(その人間)は、はたして人間といえるのか?感染症や認知症に対する恐怖を『マタンゴ』に感じる……かも。 標題:本多猪四郎と円谷…
2023年の夏ドラマは少し遅く始まった『何曜日に生まれたの』が私的には一番良かったかな。「BUS STOP - THE HOLLIES」ホリーズの「バス・ストップ」が主題歌なんすが、TVer(ティーバー)で観てると権利関係からか違う曲に差し替えられてるんすよね。TVer の方の曲はしっとりとした歌詞のないBGMなんで「バス・ストップ」とはイメージが逆かな。サイケに興味がある人には、ホリーズの『エヴォリューション』『バタフライ』がお薦めっす。んで、公文竜炎(溝端淳平)が「どうして私を書くの?」って熱狂的ファンに襲われるんすが、「私の作品が盗用されています。深い傷を心に負いました」と幾原邦彦監督が…
『木村さん…戦争はもう終わったんですよ。23年も前にね。今、日本にいるアメリカ軍は駐屯してるんですよ。日本は負けちゃったんです』 『…嘘だ!』 昨日の「ラスト・ソルジャー 森に潜む兵士」繋がりで。こちらは「海に潜む兵士」。「怪奇大作戦/第15話・24年目の復讐」(1968年12月22日放送/上原正三脚本・鈴木俊継監督) 基地の街・横須賀。海辺にいた米兵が海から現れた黒い人影に襲われ海中に引きずり込まれる、という事件が連続発生。町田警部と共に横須賀に飛んだ牧(岸田森)は、何故犯人は米兵だけを襲うのか疑問に思い、海兵隊の扮装をして犯人との接触を図りますが…。犯人は未だ戦争が終わっていないと信じてい…
「靖国神社にだけは行くなよ あそこはねぇ 他の神様にいじめられるから 一番良いのは なーんにもなくなっちまうこと」 なんか今の靖国神社問題を予知するようなセリフですね 原作は伊藤桂一の「悲しき戦記」 岡本喜八の戦争体験を喜劇にしてしまう手腕は相変わらず (同じアナーキズムでも今村昌平の「冷笑」とは違う) 悲劇を「笑い」というベールで覆った、戦死者たちに対する鎮魂 完璧ともいえる伏線回収の脚本 1945年(昭和20)夏、北支戦線(北支那方面軍)に 少年兵13人の軍楽隊(音大生)が「聖者の行進」でやってきます 後ろから騎馬に乗った小杉曹長(三船敏郎)に 小杉曹長をお追いかけてやってきた従軍慰安婦 …