今年の年末「日本の天文学めぐり」は、いつもの源空寺(高橋至時、伊能忠敬、高橋景保)とそこから徒歩30分ぐらいのところにある谷中の大泉寺のコース。途中、まさかの科博の前を通り(あまり日中に見る景観ではなくちょっと新鮮)、芸大などの風情ある建物を眺めつつ歩きました。 谷中大泉寺 大泉寺に眠っている方は、江戸時代後期の天文方、山路徳風(やまじよしつぐ、1761-1810)です。中山茂編『天文学人命辞典』には 「才助と称す。小倉助左衛門の子であるが、山路之徽(やまじゆきよし)の養子となった。小普請組にあった天明8年(1788)、才助は養父久次郎が多年考えていた西洋暦法を役立てたいと願出て当時改暦の意の…