大辞泉は、小学館発行の大型国語辞典。最新版は、2012年11月2日発行の第二版。収録語数は約25万語。
監修: 松村明
編集委員: 池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文。
収録25万語中、表記欄にアルファベットを含む項目が約4万語。解説中には数式や化学式などが多数。日本の大型・中型国語辞典としては初の「横組み」レイアウトを採用。アルファベットが出てくるたびに、いちいち本を傾けなくても、さらさらと文字を目で追いかけることができる。
年配者にも配慮し、文字サイズは類書中で最大級。中でもこだわったのが文字情報が満載でもストレスを与えないフォント(書体)選び。さらに文字間をギリギリまで詰めることで視認性を高めている。これらはすべて「読みやすさ」を追求した『大辞泉』のこだわりで、一読すれば、類書では味わえない読み心地を実感できる。
25万語を約4,000ページに収録するため、極限まで薄さを追求しつつ、文字の裏抜けは許さないという相反する難題を克服するために、通常の書籍では用いない、特殊な「辞典用紙」を使っている。その用紙を使っても日本の機械製本技術では1冊3,000ページが限界のため、『大辞泉』では2分冊というスタイルが採用されている。
時代とともに変化する言葉。新たに登場する言葉。書籍では容易ではなかった新しい言葉の更新は、付属のDVD-ROMが補完。DVD-ROMのデータは2015年まで毎年1回、計3回無償で更新。書籍では諦めるほかなかった「情報のアップデート」を実現。つねに最新の情報をPCでキャッチアップできる。