★★★★☆ 内容 ブラックミュージックの歴史を紐解く。 感想 20世紀の黒人音楽の変遷が語られる。出版されたのは88年なので80年代終盤のマイケル・ジャクソンやプリンスがスターとなり、ラップが出てきたあたりで終わる。 ポップ・ミュージックとして受け入れられるかどうかに、意味づけがいかに重要な役割を果たすかを、このことはあきらかにしてくれた。ロックンロールが白人音楽をさすようになったと同様、ディスコは黒人とゲイの音楽の、何か醜い混合物をあらわす言葉になった。 p331 読んでいて思うのは、黒人音楽を語るにはアメリカの黒人社会の歴史を抜きにすることは出来ないという事だ。差別されてマイノリティ扱いさ…