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大艦巨砲主義

(一般)
たいかんきょほうしゅぎ

第一義

日露戦争から第一次世界大戦の頃にかけて主流となっていた軍備拡張思想。
強力な大砲を積んだ強固な戦艦を海軍力の要と見なし、巨大戦艦建造を中心に軍備を整える方針を指す。
これに基づいて造られた艦船として、イギリスのドレッドノート*1、日本の三笠などが挙げられる。
当時は列強各国がこれを根拠に強大な戦艦の建造競争に明け暮れたが
ワシントン軍縮条約の締結と航空母艦の出現によって過去の思想となる。

慣用句的な「大艦巨砲主義」

現在「大艦巨砲主義」の語は、第一義の大艦巨砲主義がその後時代遅れの思想となったことを加味して
「現状にそぐわない大袈裟な計画」「力任せでそれ以外に策のない計画」を揶揄する言葉として利用されることが多い。
また、単に「大きいことはいいことだ」程度の意味で用いられる場合もある。

*1:「弩級戦艦」の「弩」はドレッドノートの「ド」に由来する。

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