長政公御代分限帳 ※このブログは2023年11月25日に福岡地方史研究会例会の発表したレジュメを転載したものです。発表の時に説明した部分などは書いていませんのでわかりにくい部分もあるかもしれませんが、ご了承ください。 分限帳は藩に仕えている武士の名前と禄高を記したもの。今回の発表会では福岡県立図書館郷土資料室にある『長政公御代分限帳』を取り上げ、元和初年(1615年)分限帳の異本であることを明らかにする。またその分限帳の成立の過程で起こった「大坂の陣」で黒田家が迎えた危機とその危機からの脱出についても考察する。 1.福岡県立図書館郷土資料室にあった「長政公御代分限帳」 郷土資料室で「長政公御代…