マスターナラティブ。神、ユートピア、イデオロギー等、皆がそれに巻き込まれており、その価値観を共有していると信じるに足る筋書きを提供してくれるもの。
これにより個人や全体の行動・思考を方向付けてられ、人はこのもとで、無意識のうちに自分の行動を正当化している。 ポストモダン論によって使用された言葉。大きな物語の崩壊によりポストモダンと呼ばれる社会構造が生まれたとされる。
短編集「一人称単数」が文庫化されました。今回は表題作『一人称単数』を考察します。 一人称単数とは、私・あたし・オレ・自分など自分自身を指し示す言葉です。一人称複数になると、私たち・我々など自分を含めた複数を指し示します。「あなた」が二人称で、三人称は語り手・聞き手以外の話題に挙がった人・物・名詞です。 世界の言語と比べると、日本語は主語(人称)を省略して話すことが多い特殊な言語です。これは、日本語が「相手の同意を求めながら」コミュニケーションをしていることにも関係があると私は考えています。「私はこう思いますが、あなたもそうですよね?」と、同調圧力を含んでいます。 諸説あるようですが、「おはよう…
まどめ#4 主人公が13人目の魔王として認められる&ヒロインを手放す話。ダラダラ展開が続くのだと思ってたけど、話はまだまだ動くねぇ。魔王というのは一人っきりという固定観念があったからそのへん違和感があるほかは特に問題もないかな。まさかこれでヒロインと別れたままだと話が終わっちゃうのでそれはないと思うが、カネで買った奴隷というのはヒロインにとっては選択肢がないということなんで、彼女に自己決定権を行使させて再びカップリングという流れなのだと思う。 ゆるキャン△3#3 黒髪&ピンク髪サイドのお話。うーん、やっぱりというか、観光グルメ旅再びって感じやな。2期の後半でうんざりしてたから、今回もあんまりい…
目次:クリックで各項目へ飛べます 生配信 Youtubeとツイキャス配信 ござさんのアレンジ 月刊ピアノの連載講座「ござさんの All that Goza's Piano Arrange」 ござ式 ピアノ演奏裏ワザの極意 生配信 ござさんのピアノ生配信は、ひとつの壮大な物語。 ござさんのアレンジは、 配信という大きな流れでみても、 テーマごと、曲単位、さらにひとつのフレーズ単位まで細分化して解析しても、 常に起承転結がはっきりと意識されている。 はじめに音が生まれ、 いくつかの流れが集まって主題をかたちづくり、 その主題は次第に大きなうねりを伴いながら昂ぶりをみせ、 やがて壮大な流れになって幕…
モーニング娘。の動画を見るのにハマっていた。 ドキュメンタリーが最高なわけやけど、普通にライブ映像もいい。俺はアイドルに詳しくないけど俺の知らないモーニング娘。、、多分、「モーニング娘。14」と言われている2014年以降のやつがすごい。 ダンスも歌唱力もなにか生命力が弾けるような迫力を感じる。そこには色んな運が絡み合って最高の状態ができているひとつのアスリート的ともアイドル的とも分類しがたい美しさがある。こういう情熱的なアイドルの映像にハマる時期が定期的にあり、1年前はベイビーメタルのライブ映像を見るのにハマっていた。 あのアイドルグループもダンスや歌唱が情熱的で中毒性がある。俺がこういった映…
一条真也です。『闇の精神史』木澤佐登志著(ハヤカワ新書)を読みました。思想やポップカルチャー、アングラカルチャー、インターネット文化など、幅広い領域で執筆活動を行っている著者の『SFマガジン』での2年間の連載をもとにした一冊です。著者は1988年生まれ。文筆家。著書に『ダークウェブ・アンダーグラウンド』、『ニック・ランドと新反動主義』、『失われた未来を求めて』、共著に『闇の自己啓発』(早川書房)、『異常論文』(ハヤカワ文庫JA)があります。 本書の帯 本書の帯には、「イーロン・マスクはなぜ火星を目指すのか?」と書かれています。カバー前そでには、「19世紀ロシアに生じた、ロシア宇宙主義と呼ばれる…
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、所蔵の小説を読み直しております。 今回は伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」。 2006年発表作品。 陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫 い 14-2) 作者:伊坂 幸太郎 祥伝社 Amazon 自分と同世代の作家では一番お気に入りの伊坂先生。 発表順に作品を再読してます。 本作は人気の「陽気なギャング」シリーズの第二弾。 関連過去記事↓ ひょんなことから知り合った四人組銀行強盗の続編。 主要登場人物は、 ・成瀬(人の嘘を見抜く名人) ・響野(演説の達人) ・久遠(天才スリ) ・雪子(正確な体内時計を持つドライバー) の特…
劉慈欣によるSF小説『三体』3部作を「audible」で聴き終えたので、続けて前日譚的な『三体0 球状閃電』と宝樹による2次創作の「続編」が後に劉慈欣なも認められ公式に出版された『三体X 観想之宙』の2作をやはり「audible」で聴きました。 三体0 球状閃電 『球状閃電』は『三体』以前に書かれた作品で、天才物理学者・丁儀が登場するぐらいで物語的な連続性はそれほど無いものの、『三体』とは世界観が緩やかに繋がっています。 本作の中心となるのが神出鬼没の球状の雷「球電(ボールライトニング)」。 本当に一から十まで球電の話だけで進んでいくのですが、これが無類に面白い。 球電自体は現実に目撃証言もあ…
ロドストに書いてた日記をこっちにもバックアップしてみようかなと思った転記です 書式と画像が持ってこれていないから、うーんって感じだねjp.finalfantasyxiv.com 太陽の日差しが夏のような火力になってきました(挨拶)蒼天復興途中経過のメモ ⇒ 蒼天復興でプテラノドンチャレンジのメモもう使わない素材を鞄に戻したら満杯になってしまったのでマケボに流して空くのを待ちつつ、すこし残った素材でクラフトしたり、ちょっと採取したりの休憩タイム売れるまで時間かかるかな~と思ってたけど、この1週間で9割くらい売れて驚いてます また再開しないと 今週のアウラさんFF16、コラボイベ 完 どの時間軸の…
4/13飲酒しているのでややおぼつかない。よい展覧会を観てきたので書いておきたいと思う。スピッツのライブ映像を観たいなという気持ちもあるのだが、ライブ映像を観ている間に今日の展覧会のことを忘れないうちに書かなきゃと思ってしまい集中できないのは嫌なので日記を書くことにする。『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?』、西洋美術館開館65周年の企画展。端的に言って感動した。久しぶりに美術に興奮した。この展覧会を企画できる美術館が上野にあるということが嬉しかった。たしかにこの企画展は西洋美術館にしかできないが、それを西洋美術館が開催したということが、上野の美術館は毎年似たようなゴッホ…
これは続きも気になります。 哲学史入門 Amazon.co.jp: 哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで (NHK出版新書) 電子書籍: Kindleストア千葉 雅也, 納富 信留, 山内 志朗, 伊藤 博明, 斎藤 哲也 哲学事典の編集を手がけてきた斎藤さんが、各界の哲学者にインタビューして哲学の歴史を浮かび上がらせる対談集。 メンバーが贅沢としか言いようがない。 しかも対談形式なので読みやすい。 さらに皆さん、伝統に対して反抗的。 倫理社会の試験でこんなこと書いたら落とされそうな読み筋ばかり。 いいねえ、これはいいねえ。 哲学の起源 いきなり納富先生だけど、そうそう、哲学者って難読…
今年の大河ドラマの「光る君へ」は最近の大河と違って天皇を中心とした政の中での激しい権力争い・・・と言っても武家の争いのように殺戮の連続と違って気品すら感じる争いを背景に、まひろという文学女性、のちの紫式部の恋と人間模様が前半を彩っています。 現実にはあり得ない恋物語ですが、藤原道長との恋が実に切ないものがありました。特に、見ていても辛かったのはまひろが道長に文で呼び出されて、廃邸へ向かうまひろは心の中で「道長様の妾(しょう)でもいい・・・」との思いで道を急ぐまひろ。 そのまひろを迎えた道長は開口一番「倫子の養子になる」の言葉を聞いたまひろはショックを受けて先ほどまでの「妾でもいい」との言葉を失…
National Geographic より「真冬のバス停」(ロシア北東部の都市ススマン)by Johnny Haglund ここの所ちょっと忙しくて、なかなか記事を書けなくてすみません。SNSはちょいちょい更新しているので、このブログのX(Twitter)とInstagramをご覧いただければ幸いです。Xではよりリアルタイムな情報、Instagramではここより気楽なコラムっぽいものを書いています。 前回の記事を書いてからこの記事を書くまでの間に、ナワリヌイ氏がおそらく殺害され、ウクライナ侵攻も三年目に入ってしまった。さらにはモスクワ郊外のクロッカス・シティー・ホールでの銃撃事件(これは「ソ…
* 訂正する力(2023年) 訂正する力 (朝日新書) 作者:東 浩紀 朝日新聞出版 Amazon ⑴「訂正可能性」から読み解く東思想 昨年、批評家デビュー30周年を迎えた東浩紀氏は1993年にかつての「ニューアカデミズム」を牽引した柄谷行人氏と浅田彰氏が編集委員を務める『批評空間』からデビューし、1998年にはフランス現代思想におけるポスト構造主義を代表する思想家であるジャック・デリダを斬新な観点から読み直した初の単著『存在論的、郵便的』が浅田氏の激賞とともに世に送り出され、現代思想シーンにおける気鋭の論客として一躍、斯界の脚光を浴びることになりました。 ところがゼロ年代における東氏の仕事は…
今回はレトロゲームのお話。 攻略情報ではなく、かつて遊んだことのあるゲームの思い出を綴ります。
今季のアニメ、何があるのかなあってことで。 響け!ユーフォニアム ああ、これぞ京アニです。 京都の宇治が舞台。 高校の吹奏楽部が全国大会を目指す話だけど、青春だなあ。 吹奏楽部じゃなかったけど「この雰囲気、自分もそうだった」と記憶が捏造されるくらい懐かしい。 歳をとるほど「存在しない記憶」が増えていきます。 1期はいつだっけ? 調べてみると2015年にアニメ化されてますね。 あれからもう9年も経ったのか。 一年生だった久美子も今期は三年生になり、吹部の部長になっている。 前回はどうだったか。 関西大会でダメ金でしたっけ。 全国に行けずに終わってたような気がする。 それが三年生になってリベンジと…
『王様戦隊キングオージャー』、完走してしまったよ……去年のドンブラザーズから戦隊見始めた者としては超王道のエモさとアツさの塊みたいな作劇に並走していくような50話だった。日本の特撮ドラマで本当にMCUのエンドゲームみたいな終盤の決戦を作り上げたことは偉業と言うしかない。エンドゲームから進撃の巨人、NARUTOの忍界大戦、そしてグレンラガン規模の変形まで日本のサブカルチャーの"熱さ"を凝縮したかのような最終盤だった。 一番好きなキャラクターはなんと言ってもシオカラです。序盤からずっと好きだったけど、実質のシオカラ回と言っていい35話はこんなシオカラが見たかったポイント3000点でした。王様達の中…