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夢オチ

(一般)
ゆめおち

「すべては、主人公(など)の見ていた夢だった」とすることで、物語の収拾をつける手法。
強引、安直であるなどの理由で、嫌われることが多い。
ホラー物の短編作品などでうまく利用すれば、恐怖感を演出することも可能だが、それまでのストーリーを全て虚構(≒0)と化してしまうため、重大なテーマを抱えた作品でこれをやると説教にもならなくなってしまう。
特に長編作品のラストをこれで終わらせると、それまで築き上げて来たものを全て失い、作者のみならず読者も編集者も頭を抱えざるを得なくなってしまう。
このような結末に至る原因は様々であり、一概になぜこうなってしまったのかを定義することはできない。
 
マンガばかりだが、主にこの手法を実行に移した作品で有名なものをいくつか紹介する。
「ハイスクール!奇面組」「東京大学物語」「かってに改蔵」
その他、ネット上で流れる「ドラえもん」の偽最終回の中にも、全ては実は植物人間状態となったのび太の見た夢であったと説明されているものが存在する。

また、類似の手法として主人公の存在する世界自体が虚構(マンガでは「代紋TAKE2」が有名。小説では筒井康隆が「朝のガスパール」で非常に実験的な試みをしている)だったとか、夢オチを超えて夢オチの中を彷徨う(「そして、くりかえす」)ものなどがある。

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