文久三年(1863)6月、新選組の前身である壬生浪士組(この後ほどなく「新選組」を拝命)が大坂相撲の力士達と大乱闘となる事件は有名ですが、今回その現場となった【蜆橋跡】を訪れました。 幕末、天下の風雲急をつげる中、同志と気脈を通じて跳梁跋扈する浪士が増しに増し、大坂町奉行でもその取り締まりを持て余す状況に陥っていました・・ それ故新選組が大坂の取締りも依頼され、大坂にくだって来たという中で事件は起こります。 今回はその様子を、新選組二番隊隊長・永倉新八の「新選組顛末記」をなぞりながら見ていきたいと思います。 威望りゅうりゅうたる芹沢、近藤の二豪はそくざに山南敬助、沖田総司、永倉新八、平山五郎、…