作家。教育心理学者。 昭和39年(1964年)愛知県生まれ。「1980 アイコ 16歳」で、昭和56年、史上最年少で文藝賞を受賞。 当時、県立中村高校在学中の高校生。富田靖子主演により、映画化された。 1995年、報道カメラマンだった小原玲氏と結婚。6歳の真斗(まなと)君と4歳の海斗(かいと)君、2003年9月に誕生した長女の琴子(ことこ)ちゃんの3人のお子さんに恵まれ、5人家族。 大学院で教育心理学を学び、椙山女学園大学等で非常勤講師も務める。
なんだか今月、2021年12月の日記は訃報関連だらけになってしまいそうだ。今回もそんな流れである。とは言っても堀田あけみさん自身の話ではなく、ご主人のほうである。堀田あけみさんは『1980アイコ十六歳』(河出書房新社、1981)の作者としてわずかに記憶があるのだが、中日新聞のコラムを毎週日曜日に書いていて、独自の視点が面白くて継続して読んでいる。また、上の娘の出身校である椙山女学園の教授ということもあって興味が沸いたのもある。ただし、娘に聞いたら「知らない」と言っていてちょっと残念に思ったりもしたが。 今週の記事の中で、いろんな偶然が重なった記事の中で自分の配偶者が亡くなったということである。…
「ついスマホに頼ってしまう人のための日本語入門」(堀田あけみ・村井宏栄・ナカニシヤ出版・2021)という本を最近買いました。念のため書いておくとスマホは持っていますがメール機能と通話とLINEと運行情報以外はあまり使いこなせてませんから、おそらく題名が想定する層ではありません。だのになぜ手に取ったかといえば大学の先生でもある著者の著作を以前読んでいたからです…ってそんなことはどうでもよくて。本書は文章を書いたり創作の授業も担当してる小説を書く心理学者が書いたもので、書かれてる内容は大まかに分けて「辞書を引く」「語彙を増やす」「敬語に強くなる」で、「正しく伝える」「豊かに語る」ことの一助になれば…
ゲーム雑誌「ファミコン通信」(以下、ファミ通)読者ならおなじみ 桜玉吉先生で知る人ぞ知るお仕事について調べました。 ファミ通の人気漫画「しあわせのかたち」の作中でも しれっと書いていた、映画「アイコ十六歳」に関わっていたというお話。 (c)桜玉吉/しあわせのかたち 映画「アイコ十六歳」とはオーディションで選ばれデビューした 富田靖子さんの主演作品。 DVDソフトのパッケージにスイカの上に乗る制服の少女が描かれています。 (c)アミューズ・シネマ・シティ、堀田あけみ/アイコ十六歳 それだけではちょっと本当か分からなかったので、 映画のスタッフロールを確認してみました。 (c)アミューズ・シネマ・…
ふたり暮らし。心豊かに暮らしている証。
一昨日は呑み会の前に例の七七舎(国分寺古書店)のゾッキ本(100円均一)コーナーで掘り出し物3冊をゲットしたヨ。1冊は2日前に病院帰りに目を付けておいたミラン・クンデラ「裏切られた遺言」で、この時は画集2冊を買って重いので見送った。クンデラはたくさん具えたものの未読のままで楽しみを将来にとってある。一昨日は斎藤美奈子『日本の同時代小説』(岩波新書)と成田龍一『戦後思想家としての司馬遼太郎』(筑摩書房)の2冊はその場でも読み始めたいくらいの面白さを感じたネ。 斎藤の本は2冊くらい自家にあると思うけど放置したままながら、この新書は目次を見たら興味津々で中味がともなえば素晴らしい本だと思ったネ。「一…
著者の御一人、堀田さんは大学で小説創作の講義をされているということで、昨今の小説家志望の学生たちの日本語には悩まされるということです。 とくに、男子学生はほとんどがラノベ(ライトノベル)(なにかはよく知りませんが)を目指すということですが、それにしてもその使っている日本語には驚かされるほどだということです。 最初に「頻出する誤用」として挙げられているのが、 1,「嗚咽」を嘔吐の前兆として使う。(オエッから連想?) 2,「おっとり刀」をのんびりした人という意味で使う。(おっとりしてる?) 3,「拍車をかける」を勢いをそぐという意味で使う。 などです。 堀田さんの持っている感触では、小説家志望の学…
5月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句)おしゃべりもほどほどにしてアマリリス 雅舟 【花】アマリリス(ヒガンバナ科) 【花言葉】 誇り おしゃべり 【短歌】散るあとのさみしさあれば誇らかに咲き盛んなるアマリリスかな 鮮やかな大輪の花を咲かせるアマリリス。散ったあとの 寂しさがあるからこそ、アマリリスは鮮やかに咲き誇っ ているのです。 【季語】 アマリリス 【俳句】 アマリリス八方美人のまま褪せて 梅木なおひこ アマリリス跣の童女はだしの音 橋本多佳子 原爆の地に直立のアマリリス 横山 白虹 【三行詩】 嘉永年間に日本に渡来 ジャガタラスイセンとも呼ばれ 誇らかに…