NHKの大河ドラマ「どうする家康」で有村架純が演じるのは、徳川家康の最初の正妻「瀬名(築山殿)」。 歴史上、なかなか悪評に満ちた女性だが、昭和58年(1983)の大河「徳川家康」で瀬名役を演じ、大きな話題を呼んだのが、当時24歳の池上季実子だった。 池上の祖父は梨園の名優だった坂東三津五郎。 高校1年の時にスカウトされ、NHKドラマでデビュー後、同年の東京12チャンネル「純愛山河 愛と誠」のヒロインに抜擢される。同59年(1984)公開の「陽暉楼」では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞する本格派女優に成長した。 一方、私生活では俳優や劇作家、有名カメラマンらと恋の噂が取り沙汰されるなど、恋…