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團十郎

(アート)
だんじゅうろう

歌舞伎役者・市川團十郎。
数ある名跡の中でも、「市川團十郎」はもっとも権威あるものと捕らえられている。屋号は成田屋。元禄期から現在まで、12代を数える、「歌舞伎十八番」の“家元”。なぜか早死にや非業の死が多い。

九代目(1838–1903)

  • 七代目市川團十郎の五男。「團菊左時代」を築いた
  • 高い功績から「劇聖」と呼ばれるほか、歌舞伎の世界では単に「九代目」と呼ぶと彼のことを指す

十一代目(1909-1965)

  • 七代目幸四郎の長男。初代白鸚と二代目松緑は弟。十二代目は長男
  • 市川家の養子となり、昭和15年に9代目海老蔵を、昭和37年に東京歌舞伎座にて十一代目を襲名
  • 戦前は病弱や素行不良もあってあまり評価されなかったが、戦後の昭和21年に大抜擢された「助六」での大当たり以降、十五代目羽左衛門の後を受ける二枚目俳優「海老さま」として絶大な人気を誇る
  • 本領は民谷伊右衛門や「馬盥」の光秀、仁木弾正などの大敵にあった
  • 團十郎襲名後はちょっとがんばりすぎて、周囲から誤解を受けまくった中で胃癌にて死去
  • amazon:利根川裕(「十一世市川団十郎」)

十二代目(1946〜2013)

  • 本名・堀越夏雄
  • 父親は11代目團十郎、長男は7代目市川新之助
  • 日大芸術学部卒
  • 昭和28年10月、歌舞伎座「大徳寺」三法師君で市川夏雄と名乗り初舞台
  • 昭和33年5月、歌舞伎座「風薫鞍馬彩」牛若丸にて6代目市川新之助を襲名
  • 昭和44年10月、歌舞伎座「助六由縁江戸桜」助六、「勧進帳」富樫にて、10代目市川海老蔵を襲名
  • 昭和60年4月、歌舞伎座「助六」「勧進帳」などにて12代目襲名
  • 平成25年2月3日、肺炎のため死去(66歳)
  • 某巨大掲示板での愛称・だんだん、パパ
  • 大きな目玉に堂々たる風貌で、團十郎を名乗るに恥じない容姿の持ち主なのだが、自他共に認める不器用さと独特のダミ声で、劇評家にたたかれることが多い。しかしファンにとってはその「欠点」こそ当代團十郎の魅力で、ほのぼのとした素顔とあいまって、歴代團十郎の中でおそらく唯一の癒し系キャラを確立した
  • 家の芸「勧進帳」よりは「助六」、時代物よりは世話物、豪傑よりは小市民のほうがあっているかも
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