北一輝の主著の一つ。
「国家をすべての上におき、天皇は国民の一人であって現人神ではない。天皇の存在は国民の代表者であり、単なる機関である」と述べ、国家主義と社会主義あるいは民主主義が渾然一体になったような思想を主張した。
この文書を受け、川上肇、片山潜等一流の左翼学者が、北一輝を天才と讃え、激賞したが、文書については、不敬の理由で発禁の処分を受けた。
・ 国体論及び純正社会主義(全文)
・ 日本改造法案大綱(全文)
・ ヴェルサイユ会議に対する最高判決(全文)
・ 『支那革命外史』序(全文)
・ ヨッフェ君に訓ふる公開状(全文)
・ 対外国策に関する建白書(全文)
・ 日米合同対支財団の提議(全文)
・ 二・二六事件調書(抄)
・ 遺書・絶筆