四季童子

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！ずっとスタンド・バイ・ミー(下) (新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon もしも、世界が是正されたとして、本当は死ななくても良かったはずの人が誰も死なずに済んでいたとしたら、あるいはそれもありだったのかな、と。かなめが垣間見た『幸せな家族の食卓』『幸せな学校生活と恋愛』の夢を目の当たりにして、そんな風に思わされてしまいました。 でも、最終的に選び取った道はそうはならない道……過去は変わらず、未来は手探りで分からないまま、今…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！ずっとスタンド・バイ・ミー(上)(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 最終決戦前の準備から決戦直前まで。宗介とテッサの『覚悟』と『決断』の回、とも言える。思っていたよりもかなめ、レナード、カリーニンの出番が少な目で、その分宗介やテッサ達トゥアハー・デ・ダナンの最終進路決定が際立ってくれた感じです。 あとは、冒頭で『アマルガムの起源』みたいな話から、組織の成り立ちや現在に至るまでの経緯などが詳しく語られていて、これまであま…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！せまるニック・オブ・タイム(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon これは読み手側の勝手な印象なんですが。今回の『ウィスパード』関連の真相語りの件、書き手側からすれば、複雑な設定を分かり易くかつ丁寧に読み手側に伝えるのって、相当な難儀と苦労だったんじゃないかなあと。 ぶっちゃけ正直、読み終わった今でも「んん～？」って理解が及ばず首捻ってる状況ではあるんですね。特にかなめが“憑依された”みたいな状況については、宗介同様に困惑混…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！つどうメイク・マイ・デイ(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 宗介、ミスリル、アマルガム、それぞれの陣営の様子がめまぐるしく場面転換し続けるような展開は、いよいよ最終局面に向かって大きく話が広がって来たのかな、という手応えの内容でした。 そういやアーバレストの後継機らしきものって敵に奪われたのでは……と思ってたんですが、あれって何か読み違いの勘違いしてたんかなあ。それともダミーだったのか？ ともあれ、待望の後継機が無事に…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！つづくオン・マイ・オウン(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 未だ実体の掴めない組織『アマルガム』の本気。かなめの拉致とミスリル壊滅。かなめを必死で守護する宗介の限界も近いか、と不安を感じていた所で、想像以上にアマルガムの打つ手が速かった。 宗介もテッサ達も、生き残る事を最優先での撤退戦を強いられるのみで、どうにもならない絶望感と無力感はシリーズ史上最大級の圧力でした。 かなめの『ウィスパード』の力も、アマルガムが何故そ…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！踊るベリー・メリー・クリスマス(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 今回のテッサ……ドジを踏んで足を引っ張り、何か行動すればことごとく裏目に出て、命懸けで死にそうな状況の連続で、最後のとどめに颯爽と救ってくれた宗介からのこの返答。あらゆる意味で、特に宗介への思いに関しては最初から大体結果は見えていながら、それでもあまりに報われなさ過ぎて切な過ぎる……。 宗介は自分の気持ちが分からないから“どう対応すればいいか分からなかっ…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！終わるデイ・バイ・デイ(下) (新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon アーバレストのＡＩ『アル』は、しゃべり方の仕草などが実に“人間くさい”。堅物で融通が利かない宗介とは一見相性が悪そうで、実は互いに“足りないもの”を相棒から得られる相乗効果で相性抜群なのかも知れないなあ、とか。 あと、このアルの『性格』は、もしかしたら亡くなった開発者であるバニと言う少年の性格に近いのかも知れないなあ、とか。そんな事を読みながら頭に浮かべ…

コミック 金属バットで副業『悪魔退治』はじめます！！ デーモンルーラー 定時に帰りたい男のやりすぎレベリング （1） 原作：一江左かさね 漫画：竹之内トシオ キャラクター原案：四季童子 出版社 一二三書房 レーベル マンガBANGコミックス 発売日 2024年2月15日 定価 本体720円＋税 コミック 金属バットで副業『悪魔退治』はじめます！！ デーモンルーラー 定時に帰りたい男のやりすぎレベリング （1） 原作：一江左かさね 漫画：竹之内トシオ キャラクター原案：四季童子 コミックを読む 原作小説を読む 上司には小言を言われ、同僚のくだらない自慢話にもうんざり… 家と会社を往復するだけのわ…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！揺れるイントゥ・ザ・ブルー(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon まさかここまで一方的に、究極に絶望的な状況に追い込まれるとは思わなかったなあ。読み終えた後でも、かなめやテッサが生きて難局を乗り切ったのが信じられないくらいだったので。「これは夢か？」って感じで、しばらく茫然とふわふわした感覚が抜けませんでした。 今回の場合、ミスリルとトゥアハー・デ・ダナンを駆るテッサ達の見通しが甘く迂闊だったのではなく、『奴』こと生きてい…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！疾るワン・ナイト・スタンド(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 宗介を巡っての、かなめとテッサの『恋のバトル』の始まり（当人そっちのけで）。かなめは宗介の『日常』と距離が近く、テッサは『非日常』と距離が近い。互いに手が出し難い領域で宗介と深く絡めているので、そう言った意味で見れば“今の所は”互角かな。 ただ、テッサには軍人としての宗介との『身分の差』が踏み込めない足かせとなりそうで、逆にかなめはまるで恐れを知らない勇敢な…

［著者：賀東招二／イラスト：四季童子／富士見ファンタジア文庫］フルメタル・パニック！戦うボーイ・ミーツ・ガール(新装版) フルメタル・パニック！(新装版) (富士見ファンタジア文庫)作者:賀東 招二,四季 童子KADOKAWAAmazon 宗介の過去、かなめの秘密、『ミスリル』組織の実態、ガウルンと宗介やカリーニンとの因縁と生死の行方（多分生きてる）、ＡＳ『アーバレスト』と“ラムダ・ドライバ”なるテクノロジー、カリーニンの「今の兵器テクノロジーは発達し過ぎている」と指摘する意味、など。 現状で気になる所をざっと挙げてみましたが、思ったよりも結構分からない事だらけな印象。これから徐々に色々明らか…