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名松線

(地理)
めいしょうせん

名松線紀勢本線と近鉄山田線に接続する松阪駅(松阪市)と伊勢奥津駅(津市)間 43.5km を結ぶJR東海の路線(地方交通線)。

概要

全線が単線非電化で三重県内を通る。
松阪と名張を結ぶ計画だったことから、名松線と名づけられた。路線は名張へ向かうにはやや見当違いの方向を向いているようにも見えるが、地形上の制約の結果であり、奥津から国道368号線のルートをたどれば名張に到達するはずだった。現在、伊勢奥津駅−名張駅間には三重交通のバスが1日2往復運転されているが、松阪駅−名張駅間は近鉄が通じているため、全通させる意義はほぼ失われている。
2009年10月8日、台風18号による豪雨で、家城駅 - 伊勢奥津駅間の約40箇所で土砂崩れや路盤流出が生じ全線で運転を見合わせ、バス代行を開始。
2009年10月15日、松阪駅−家城駅間が運行再開し、バス代行区間が家城駅−伊勢奥津駅間に変更された。
その後、JR東海としては当初、同区間の鉄路復旧を断念しバスによる運行に転換する方針を示していたが、地元からの鉄路復旧の要望は強く、列車の安定運行に必要な沿線の山地・河川の整備を地元自治体が行うことを条件にJR東海と三重県、津市の間で将来の鉄路復旧に向けた協定書が締結された。
2016年3月26日、家城駅−伊勢奥津駅間が復旧し、全線で運転再開。
名松線一志駅と近鉄大阪線川合高岡駅の間は徒歩連絡が可能な距離だが、JR東海・近鉄の両社とも、連絡定期券及び乗車券は発売していない。

沿革

1929年8月25日 松阪−権現前間開通
1930年3月30日 権現前−井関間開通
1930年12月20日 名張、松阪を経由する参宮急行電鉄(現・近鉄)線が開通
1931年9月11日 井関−家城間開通
1935年12月5日 家城−伊勢奥津間開通

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