四国徳島の高越山のふもとの阿波忌部の里に、大正3年からの古民家を再生させた「坂東商店〜藍染と宿〜」が、今月の15日にオープンしました。 そこのオーナーで建築家のクボタノリコさんからの紹介文をシェアします。 「高越山の麓のかつて賑わいのあった商店街。阿波忌部の里、吉野川市は旧麻植郡(おえ)山川町で、曾祖父の創業110年、築93年の坂東商店は町の便利な万屋(よろずや)として、お米や塩も専売で戦時中も配給をしていました。 昭和初期の吉野川水系川田川の氾濫により堤防ができて道路面が高くなった事で 建物の1階部分の半分が土に埋められ店も衰退し空き家28年となるこの建物は、基礎の土台や柱は朽ちて瀕死の状態…