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吉原賢二

(サイエンス)
よしはらけんじ

いのちの尊厳を考える会会長、東北大学名誉教授。
1929年新潟市生まれ。
少年の頃は天体に憧れ、旧制新潟高等学校を経て東北大学理学部科学教室へ。  
大学卒業後、通産省工業技術院電気試験所に入所し、放射能標準を作成する仕事に従事。電気試験所から派遣された東大理学部ではビキニ環礁で被爆した灰の放射能分析を行い、科学の持つ社会的な意味を身をもって体験。
その後日本原子力研究所のアイソトープ部門に入り、茨城県東海村へ。1964年、二男がインフルエンザ・ワクチンの接種により重度の心身障害者に。全国の薬害被害者とともに国との裁判に半生を捧げ歴史的な勝利を勝ち取る。
その後東北大学で教鞭を執り、定年後に東北大学の先代教授・小野正孝のニッポニウム研究の再評価に乗り出し、幻の元素「ニッポニウム」がレニウムだったことを証明。この研究が大きな評価を得て、2008年の「科学史学会学術賞」を得る。
著書は、
アイソトープ化学の基礎と応用 (1975年) G.B.クック・J.F.ダンカン共著、池田 長生・ 吉原 賢二共訳 (共立出版/1975)
『私憤から公憤へ―社会問題としてのワクチン禍 』(岩波新書/1975)
『夏戸城のロマン―現代へのメッセージ 上杉謙信のつわものたちの城と歴史』 吉原 賢二 花ケ前 盛明 (真菜書房/1999)
『科学に魅せられた日本人―ニッポニウムから』(岩波ジュニア新書/ 2001)
『化学者たちのセレンディピティー』(東北大学出版会/2006)
『いのちの杜に歌声起こる 』(イー・ピックス/2007)
『夕映えの杜に』(イー・ピックス/2009)

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