昨日このブログで書いた「音楽は不要不急か」という話は、もちろん、今の世の中での<音楽>ということで、ほぼ<商業音楽>のことだという前提で、ああだこうだ考えてみたわけですけど、もっと広い意味での<音楽>になると全然違う話になるかと思います。僕の脳みそじゃとても太刀打ちできない話ですがw。 小泉 文夫さん(1927-1983年)という高名な民族音楽学者の人がいらして、世界中のあらゆる民族、文化に自ら飛び込んで”音楽”とは何かということを生涯をかけて研究された方で、書かれた本は語り口調も親しみやすくて内容がすごくおもしろいので、昔せっせと読んでいたことがありました。 彼の本で記憶に残っているのは、フ…