▶変則的な進路で沖縄周辺をさんざん荒らしまわった挙句、今度は急に東に向きを変えて九州地方を襲い、先日やっとのことで朝鮮半島方面に抜けて行ったのは、台風6号である。それも束の間、続いて小笠原海域で発生した台風7号は、北上して関東方面を直撃するかと思われたが、進路がやや西にそれて、15日早朝に紀伊半島の串本あたりに上陸した。お盆の最中に台風に襲われた近畿地方は、朝から大わらわである。 ▶台風6号もやたらとスピードが遅い台風だったが、7号も時速10~15㎞ほどとゆっくりしたスピードなので、直撃を受けた地域は台風の影響が長く続くはめになる。まったく迷惑このうえない。15日の夕方になっても、台風7号は兵…