衆議院とともに、日本の国会を構成する議院。
議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。衆議院とは異なり、解散はない。
議員定数は242名。
内訳は、都道府県単位の47選挙区から146名、全国単位の比例区から96名。
現在の憲法が成立するまでは貴族院であった。
成立当初は政党色が薄く、衆議院とは異なる性格の議会であった。「良識の府」とよばれ、政争の場となる衆議院と対比された。しかし、選挙制度が変更されると共に徐々に政党色が強くなり、「衆議院のカーボンコピー」なとと通称されるようになった。現在では1人区中心の選挙区と比例代表制の並立制という選挙制度がほとんど変わらなくなり、その性格がますます濃くなっている。