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卵巣癌

(サイエンス)
らんそうがん

卵巣にできる悪性腫瘍のこと。
卵巣は数多くの腫瘍ができる部位であるが、ほとんどは両性腫瘍であり悪性腫瘍はすべての腫瘍のうち約15%程度である。
40代から発症率が上昇するが若い人に発症することもある。
初期症状が現れにくい癌なので、早期発見が難しく、死亡率が高い。

原因

  • 排卵の回数が多いほど卵巣癌のリスクはあがるといわれており、妊娠出産の経験が無いもしくは少ないことはリスク要因とかんがえられている。経口避妊薬(ピル)を服用して排卵回数を制限することは卵巣がん発症の抑制につながると考えられる。
  • 遺伝的な問題も卵巣癌と関連が深いとされている。卵巣癌にかかりやすい遺伝子変異があると考えられており、卵巣癌の家族歴はリスク要因とされている。
  • そのほか食の欧米化、肥満、高血圧、糖尿病、喫煙などの生活習慣もリスク要因とされている。

症状

初期に症状はほとんど見られない。
進行すると、下腹部のしこり、下腹部の痛み、頻尿、排尿障害、便秘、腰痛、体重減少などの症状がみられるようになる。
転移すると、胸水、腹水、呼吸困難、リンパ節のはれなども認められる。

治療

治療のメインは外科療法で行い、それに化学療法を併用するという方法が一般的なようである。放射線療法を用いることもある。
転移が広がっている場合には手術を行えない場合もある。



診療科:婦人科

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