野球用語。
投手による頭部・顔面への死球など、打者に対する身の危険を及ぼすような投球。
投手に対し危険度によって警告、または退場処分を宣告する。
「危険球」とも呼ばれる。
1982年、審判員により危険投球に対する規定が制定され、同年より適用。
同年8月6日、井上祐二の投球に対して適用され、退場処分となる。
以後、7名の選手に対して適用され、処分が下される。
選手名 | 球団 | 試合日時 | 備考 |
---|---|---|---|
井上祐二 | 南海ホークス | 1982年8月6日 | |
山口高志 | 阪急ブレーブス | 1982年8月11日 | |
松沼雅之 | 西武ライオンズ | 1984年5月11日 | 同時2人退場 |
西井哲夫 | ロッテオリオンズ | 1984年6月2日 | |
鹿島忠 | 中日ドラゴンズ | 1990年5月24日 | 同日2人退場 |
高木晃次 | オリックス・ブレーブス | 1990年8月23日 | |
西村龍次 | ヤクルトスワローズ | 1994年5月11日 | 同時3人退場 |
1994年、危険投球における制度が確立され、同年5月16日より施行された。
同年5月20日、郭源治のロブ・ディアーへの投球が危険投球と見なされ適用第一号、退場処分となった。
セ・リーグでは危険投球が行われた時点で一発退場処分となる。
パ・リーグは、1度目に直球死球が記録された場合、警告試合となり、2度目以降はすべて退場処分となる。