中学校の卒業式に巣立ちの歌を歌った 学年合同で何度も練習した冬 体育館に響く歌声もう20年以上も前のことなのに 今でもあの曲を歌うと 中学3年生の私の感情が動き出す「いざさらば さらば先生」 この歌詞の時 ピアノの伴奏は感情の高鳴りを表すように盛り上がるメロディーはとても切なくでも力強い 先生に語りかけるような決意に満ちたメロディーで私は数学の先生のことが好きだった その先生と会えなくなることが寂しくて 「いざ さらば さらば先生」と歌いながら いつも その先生のことを想っていた 当時はまだ15歳 今思えば 先生に恋をしていたんだと思う タイムマシーンに乗ってそう告げたとしても きっと恥ずかし…