主に神経性やびらん性のガスを用いて敵を攻撃する兵器のこと。
最初の使用は第一次世界大戦時、ドイツ軍が西部戦線のイープルにおいて連合軍に対し風上から塩素ガスを散布したというもの。この史上初の毒ガス攻撃による連合軍の死者は5000人と言われている。
主な種類は
など。
比較的安価でありながら絶大な効果が得られるため「貧者の核兵器」とも呼ばれ、WMD(大量破壊兵器)のひとつとされている。また、その非人道性から国際法(ジュネーブ議定書、化学兵器禁止条約)により使用が大きく制限されている。
日本では、サリンやVXガスなどがオウム真理教によるテロ事件に使用されたことも記憶に新しい。