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利島村

(地理)
としまむら

東京都利島村は、伊豆諸島、伊豆七島の一つ、利島を行政区域とする。
東京都の行政出先機関は大島支庁。
農林業では、椿油の生産が日本一。また水産業では、イセエビ、サザエが有名。
面積は4.12km²、人口は318人*1。東京都内で最も面積の小さな市町村である。

歴史

今からおよそ6,000年前には、すでに利島へ渡ってきた人々がいたと考えられていて、彼らの目的のひとつは、神津島に産出する黒曜石を採るための中継地であったと考えられている。4,000年前頃には、利島にも当時の人たちの住まいが建てられ、縄文時代や弥生時代に作られた土器も出土されている。土器の形式や住居の作り方が関東西部から中部地方のものと似ているところがあるため、これらの地方の人々が伊豆半島を経由して、利島へ渡来したのではないかと考えられている。

沿革

明治維新後、島の所管は韮山県、足柄県、静岡県を経て、1878年に東京府となり、1900年には大島島庁下となった。
島嶼町村制が1923年に施行されたことで、利島の管轄は大島島庁となり、利島村が発足。それまで300年近く島の責任を担ってきた名主制度が廃止された。
1926年、所管が大島島庁から大島支庁となる。
1943年には東京都となり、1946年の地方自治法の施行にともなって、公選村長が選ばれるようになった。

*1:2016年5月1日現在

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