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冥王星

(サイエンス)
めいおうせい

海王星の外側を周回するdwarf planet準惑星)の一つ。かつては太陽系の第9番惑星とされていた。小惑星番号134340。
直径2320km、平均軌道半径約59億km(約39天文単位)。1930年にアメリカ、ローウェル観測所のトンボーが発見。
直径は水星(直径4878km)の約半分であり、地球の月よりも小さい。質量はよくわかっていないが、幸い衛星カロンとの運動を通して、両者の総質量がかなり詳しく求められている。
衛星を5つ(カロン・ヒドラ・ニクス・ケルベロス・ステュクス)持つ。*1
冥王星は軌道がかなり離心率の大きな楕円で、近日点では海王星より内側に入る。まだ発見されてから軌道を一周していない。
一年の大半、大気は凍っていると考えられている。
59億kmという距離とあまりの小ささのため、ハッブル望遠鏡を使っても表面の模様はよくわからない。そのため、あまり調査が進んでいなかったが、現在冥王星探査機ニューホライズンズが観測に向かっている。うまくいけば2015年頃に接近の予定。


1999年に、冥王星が惑星か否かという議論が巻き起こった際、IAUは冥王星に小惑星番号10000を割り当てようとしたが、反対意見が多く、見送られた。しかし、2006年に冥王星が惑星から除外されたため、改めて小惑星番号134340が割り当てられることになった。


その軌道のゆがみや近隣の氷惑星(天王星、海王星)との性質の違いから、惑星というよりもエッジワース・カイパーベルト天体(EKB天体)であると認識され、2006年8月24日にプラハにおける国際天文学連合総会において、太陽系の惑星から除外されdwarf planetに分類されることが決定した。

関連

  • トランス・ネプチュニアン天体
  • エッジワース・カイパーベルト天体
  • 矮惑星、矮小惑星
  • リスト::天文学

*1:2013年7月3日現在確認

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