執筆業だが才能がない。 才能がないだけならまだしも生きる気も努力する気もヤル気もない。 クソ田舎の毒親のもとに生まれ、執筆業につきたいと言ったら殴られて育った。 親の元を逃げ出し、執筆業で生計を立てられるようになってなんとかがむしゃらに十年やってこれたが、それは親への反発、意地のようなものでもあった。 矮小な自信の割にどでかい自意識と名誉欲を抱えて、それをエンジンに仕事をして、その界隈の実力者とつながりを持ったりした。 そしてわかったのは、実力者は当たり前に努力してるってこと。それも楽しんで。そして実力者とつながっても自分は何者でもならないということ。 どのジャンルや人生でもそうだと思うが、親…