桓武天皇(在位781年~806年)が行幸したとされる平安京の水運の拠点とされる淀津について取り上げる。弥生時代から明治にわたるまでの遺構がみつかっているという。関連し、與止日女神社が祭っているのはトヨであることを明らかとする。次の流れで紹介していく。 ・淀津(よどつ)・弥生時代から奈良時代までの出土・関連:葛野大堰(かどのおおい)・関連:與杼神社(よどじんじゃ) 千観内供(せんかんないぐう) 佐賀県佐賀市の與止日女神社(よどひめじんじゃ) ■淀津(よどつ)所在は京都市伏見区淀水垂町。 長岡京からの遷都時、桓武天皇が訪れたとの記録が日本後紀に残る。 平安京の外港として栄えたという。 港を持たない…