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佐久島

(地理)
さくしま

佐久島は、愛知県西尾市に属し、知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾のほぼ真ん中に位置する有人島。愛知三島のひとつ。
面積は1.81km²、人口は271人*1

アクセス

西尾市の一色漁港〜佐久島西港(9.4km)・佐久島東港間(13.0km)を、西尾市が高速船により、所要時間16〜23 分、6〜8 便/日運行している。

島内交通

島内はすべて西尾市道だが、道路が狭く、原動機付自転車や軽自動車での移動が主体となる。また、島内に公共交通機関はない。

産業

豊富な水産資源に恵まれていることから、水産業が基幹産業となっている。漁業形態は伊勢湾、三河湾及び渥美外海を主な漁場とする船びき網、刺網等の漁船漁業、ノリの養殖、アサリの採貝などが中心であり、島民のほとんどがアサリ漁に従事している。
農業については、かつて温州みかんの栽培が試みられたが定着せず、農地の多くは耕作放棄地などとなっている。なお、耕作放棄地を活用して、離島では全国初となる宿泊滞在型農業体験施設(クラインガルテン)を2012年に西尾市が開園し、定住・交流促進の拠点として運営している。

教育

島内唯一の小中学校として、西尾市立佐久島小・中学校がある。

観光

海水浴や釣りなどの従来からの観光に加え、新たな観光資源の創出に向けて様々な取組が進められており、島内を散策するウォーキングイベント「佐久島歩け歩け海原三里」などが、多くの観光客等で賑わうイベントとして定着しつつある。
さらに、1996年度にスタートした現代アートによる島おこしは、2001年度にアーティストと島民が協働で取り組むプロジェクト「三河・佐久島アートプラン21」へと進化・発展し、「祭りとアートに出会う島」をテーマに様々なイベントや展覧会が開催されるなど、他の観光地とは一線を画したユニークな活動が展開されている。こうした活動の核となっているのは、島民有志で構成する「島を美しくつくる会」であり、島内の環境整備や名物料理・特産品開発などにも積極的に取組んでいる。
近年では、観光地としての佐久島の魅力がテレビや新聞、雑誌などにも取り上げられ、若い女性やカップルの来島者が増加している。

エネルギー

電力は、本土から日間賀島経由で海底送電ケーブルを通じて送電されており、6kVで供給されている。一般受電化率は100%である。
ガソリン等の燃料については、本土から海上輸送されている。また2011年度からは輸送コストによる本土とのガソリン価格差を緩和するため、国の助成制度を受け、ガソリン価格の低廉化が図られている。

*1:2010年国勢調査

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