美しい福島県飯舘村で60年ちかく百姓をしていた佐藤忠義さんや仲間達の生活をまとめてある写真絵本です。 東日本大震災による福島第一原子力発電所の放射能のため仮設住宅で暮らし避難生活をしていても畑に戻りたいという佐藤さんの気持ちが伝わります。 ウクライナにあるチェルノブイリ原発の爆発事故の後、故郷に帰った人たちの事を「サマショール」(自主的帰還者)と呼ぶそうです。そのサマショールが佐藤さん達に重なって見えるというお話が切ない。 放射能汚染も消えることは無く、見事な松茸も食べることができない状態です。原子力発電所の長引く恐ろしさも伝わってきました。 ---------- それでも「ふるさと」あの日か…