一四、ダンミカ 第三 大いなる章 一、出家 二、つとめはげむこと 三、みごとに説かれたこと 四、スンダリカ・バーラドヴァージャ 五、マーガ 十四、ダンミカ 376 わたくしが聞いたところによると──あるとき尊き師(ブッダ)はサーヴァッティー市のジェータ林<孤独な人々に食を給する長者の園>におられた。そのときダンミカという在俗信者が五百人の在俗信者とともに師のおられるところに近づいた。そして師に挨拶し、かたわらに坐った。そこで在俗信者ダンミカは師に向かって詩を以て呼びかけた。 376 「智慧ゆたかなゴータマ(ブッダ)さま。わたしはあなたにお尋ねしますが、教えを聞く人は家から出て出家する人であろう…