みんなにとって益になるものなのがもよおしの万博なのだろうか。 費用はかかってしまう。税金はかかるものの、それを上回るほどの経済の効果を生む。そう言われているのが、二〇二五年に開かれる日本国際博覧会だ。関西で開かれることになっている。 あたかもまんべんなくみんなに益になるかのように言われているのが万博だけど、そこでとり落とされてしまっているのが汚れの点だろう。きれいか汚いかの点である。それを組み入れて見てみたい。 汚さの点を抜きにしてみると、負と正で、正のほうがうんと上回る。負である税金よりも、利益である正のほうがうんと生じるのだとされることになる。 とり落とされてしまっている汚さの点をくみ入れ…