SF作家。1910年7月28日-2008年5月12日 画家水島爾保布の長男に生まれ、父の友人武林無想庵、辻潤、長谷川如是閑等の影響を受け、独学で諸外国語、文芸を学ぶ。 SFの波到るや、その先駆者となる。代表作に、1962年の戦後初のSF長編小説『光の塔』。 2008年5月12日、肺がんのため死去。
日本SFの関係者の死にざまを調べてみた。著名な作家、翻訳者、編集者が対象であり、WIKIPEDIAが情報源であります。 広瀬正 47歳 心臓発作 半村良 68歳 肺炎 光瀬龍 71歳 食道がん 福島正実 47歳 不明 横田順彌 73歳 心不全 平井和正 76歳 心不全 星新一 71歳 口腔がんから間質性肺炎 野田昌宏 74歳 肺炎 柴野拓美 83歳 肺炎 手塚治虫 60歳 胃がん 小松左京 80歳 肺炎 今日泊亜蘭 97歳 肺がん 矢野徹 81歳 大腸がん 浅倉久志 80歳 心不全 山野浩一 77歳 食道がん 栗本薫 56歳 膵臓がん 眉村卓 83歳 肺炎 石川喬司 92歳 肺炎 網羅的ではさ…
古本市で買った本。1978年発行。 1945年から1960年までの間に発表された日本SF短編のアンソロジー。短編なのでサクサク読める。よい。 星新一「収穫」 この作品集の中ではかなり異色で星新一らしいが、星新一の作品全体の中ではあまり星新一らしくない気がする。初期の作品だからか。水爆衛星の話。 飯沢匡「日本陥没」 日本沈没のドタバタ戯曲。日本沈没が頭にあるとなぜ陥没なんだろうと思うが、浮かんでいるものが沈没するのであって、隆起したものは陥没するのが正しい使い方だろう。つまり日本陥没が正しい。 斎藤哲夫「宇宙混血」 有人火星探査の話。混血はないだろうと思ったら、ちゃんと遺伝子操作していた。 香山…
ランキング参加中読書◆『ドローンランド』トム・ヒレンブラント ドイツ作家による近未来ハードボイルドSF。覇権国が一変し、ドローンによる監視が当たり前となったヨーロッパで、議員の殺人事件の背景にある巨大な陰謀を追う刑事が主人公。ヴァーチャル世界による犯罪捜査の描写に臨場感があるところが良かった。手堅くまとまった好作で、だれるところがあるわけでもないのだが、それでもボリュームが少なめにならなかったのかとは思ってしまった。 ◆『蒲公英王朝記 巻ノ二 囚われの王狼 』ケン・リュウ ケン・リュウによる中華歴史ファンタジー。刊行時に1巻を読んで、かなり話を忘れていたが、ようやく2巻読了。1巻が若い主人公の…