交響詩
標題音楽の一種。 特定の文学的または絵画的内容を描写する楽曲で、ふつう一楽章形式のものをいう。 フランツ・リストにより創始された.
大辞泉 「交響詩」とは19世紀にフランツ・リストが始めた、文学や人々の思いといった具体的なテーマやストーリーを管弦楽のオーケストラだけで表現しようという音楽形式であり、そういう点、『世界一受けたい授業』で「クラシック想像力活用法」を提案し、音楽から具体的イメージを導き出そうとする青島広志の試みはこれにまったく呼応している。
年始になると、恒例のように「○○○○年がメモリアルイヤーの作曲家たち」と題したBlog記事を書いている私ですが、 今年も音楽家らしく、このシリーズを書こうと思います。 といっても、昨年末にはフライングでクーセヴィツキー生誕150年のことを書きました。 hiratea.hatenablog.com なので、このシリーズは2024年に関しては実は2作目です。 今日の人物、生誕200年になります、べドルジハ・スメタナ(1824-1884:チェコ) 彼の詳細なデータは、いつものごとく、Wikipedia記事の引用を参考に。 ja.wikipedia.org スメタナといえば?の連想ゲームをしたら、ほと…
中学校や高等学校の音楽の授業で取り扱う交響詩の教材、 まず定番はスメタナの「モルダウ(ブルタバ)」でしょう。 私が非常勤講師として勤務している学校、 昨年度はスメタナではなく、シベリウスの「フィンランディア」を取り上げました。 その時のBlog記事がこちら。 hiratea.hatenablog.com 「他にもネタがないかなあ?」なんて思っていた私、 そうそう、実は取り上げてみたい曲が私の中ではあったのでした。 その曲、サン=サーンスの交響詩「死の舞踏」 今週の火曜日に、実験的に高校2年生の授業で取り扱ってみました。 以下がその授業メニュー。 ・まずはサン=サーンスという人物を知る ・死の舞…
東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、フランクが作曲した交響詩を集めたアルバムをご紹介します。 フランクと言えば、19世紀フランスの作曲家ですが、実はもともとベルギー人であり、ルーツとしてはドイツになります。 ja.wikipedia.org そのせいなのか、フランクは生涯5曲の交響詩を作曲しています。特にフランクは幼少期からリストの影響を受けており、またフランクを作曲家に仕様とした父もリストのような存在に息子をしたかったという背景もあります。 しかし、ベルギーはドイツというよりは文化的にはフランスの影響を受ける国。そのためフランクはベルギーよりはフランスで音楽教育を受け…
2020年9月の公開動画のようですが、私は先日初めて見て感動しました。 ウルトラマンシリーズを子供のころに現役で見ていた世代にはお勧めの動画になります。 応援ポチお願いします! 薪ストーブ暮らし 人気ブログランキング www.youtube.com 2,016 件のコメントが寄せられていることからも、皆さんこの演奏を聴いて感動しておられることがわかる。 未だ観ていない人は約5分の本格的な演奏を是非ご覧になって下さい。 「やりすぎだろ、いや、素晴らしい!」 の意味が分かります(笑)。 昨日は36人の方に応援ポチをして頂きました。 これが励みになっています!いつもブログを読んで、ポチッと応援して頂…
https://smcb.jp/diaries/8707195 ↑こちらのサイトでは7件の試聴が出来ます 外部サイトです ========== 複雑に組み建てられた旋律の妙が素敵です Richard Strauss - Also Sprach Zarathustra, Op 30 https://www.youtube.com/watch?v=-UNCK_hD9gQ wiki = ツァラトゥストラはこう語った (交響詩) wiki = リヒャルト・シュトラウス https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%AB%…
シェヘラザード、はげ山の一夜アントニオ・パッパーノ 、 ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団 タワーレコード Amazon 豪華な物語を語るリムスキー=コルサコフの『シェヘラザード』と、グラフィックでゾッとするムソルグスキーの『はげ山の一夜』は、ロシアのレパートリーの中で最も人気のある 2つの作品です。アントニオ・パッパーノは、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団および合唱団の音楽監督として、これらを一緒にプログラムすることで、二人の作曲家のつながりを思い出させてくれます。同時に彼は、ムソルグスキーの「はげ山の一夜」の2つのヴァージョン(1867年原典版と、1880年管弦楽と声楽付版)…
東京の図書館から、今回は府中市立図書館のライブラリである、ジェイムズ・レヴァイン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるサン=サーンスの「オルガン付き」のアルバムをご紹介します。 フランスの作曲家の中で、私が聴く機会が最も多い作曲家と言えば、サン=サーンスです。特に、彼が作曲した交響曲第3番「オルガン付き」はかなり頻度が高い作品です。なので、いくつかの音源を借りてきてリッピングしたり、買ったりしていますが、このレヴァインのものもそういった一つになります。 しかも、この録音のオルガニストは、サイモン・プレストン。実は、私はサイモン・プレストンを指揮者としてご紹介済みなのです。 ykancha…
友人とだらだらLINEしていて「造詣が深い」と送りたかったものの変換が出てこない。ぞうけい。漢字は読める方だと思っていたから恥ずかしい。思えば参詣の詣じゃんすか。 詣(ケイ):進んでゆく。ある場所に行き着く。神仏にお参りする。 検索して満足。恥を捨て知識を得る。予定確認。考えなしに承諾していたら今日から4日間つづけて飲み会になっていた。少し面倒かもしれない。1日くらい辞退すればよかったかもしれない。意外と引っ越しまで日がないから飲んでいる場合ではない。まあいいか。早く落ち着きたい。なんとかなるか。 交響詩曲エウレカセブンを観ようとしたら配信が終了しており、ついにどのサブスクでも観られなくなって…
六本木アークヒルズ。 カラヤン広場。 サントリーホールへやってきました。 チケットをご用意いただきました。 「九州交響楽団」東京公演です。 マエストロは、小泉和裕さん。 演目は、 「ベートーヴェン/交響楽団第2番」 「リヒャルトシュトラウス/交響詩 英雄の生涯」 素晴らしいコンサートでした。 九州交響楽団、70周年なのですね! 九州出身の私にとっても、特別なオーケストラです。 そして団員には、可愛い教え子、こずえが在籍しています。 コンサート後、メンバーの打ち上げにもご招待いただきました。 こずえと、久しぶりにお喋りできました。ステキなオーケストラのメンバーに囲まれ、家庭を持ち、九州を拠点に頑…
DÉODAT DE SÉVERAC INEDITS Œuvres pour orchestre Orchestral Works Jaël Azzaretti, soprano ORCHESTRE DE LA SUISSE ROMANDE ROBERTO BENZI, DIRECTION CD: Radio Suisse Romande RSR 6197 (2006) DÉODAT DE SÉVERAC 1. Cortège catalan 4:28(Editions Rouart-Lerolle) 2. Nymphes au crépuscule** 9:22 Inédit (restitu…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年3月10日に聴きに行きました、ユーゲント・フィルハーモニカ―第18回定期演奏会のレビューです。 ユーゲント・フィルハーモニカ―さんは東京のアマチュアオーケストラです。実は、YouTubeチャンネルも持っていらっしゃいます。先日エントリを上げた、東京楽友協会交響楽団さんの第116回定期演奏会も、チラシはもらっていましたが最終的にはこのユーゲント・フィルハーモニカ―さんのYouTubeチャンネルで決断したのでした。 jugend-phil.com www.youtube.com そして、私の初ユーゲント・フィルハーモニカ―さんの演奏体験も、実はYouTub…
「前衛」4月号について「興味のある内容」のうち「俺なりに何とか紹介できそうな内容」だけ簡単に触れています。「俺の無能」のため「赤旗記事の紹介」でお茶を濁してる部分が多いです。 特集「能登半島地震・被災者支援と復興の課題」 ◆ 能登で生きていく希望もてる政治を:被災者の実態、要求に即した迅速な支援強化を(藤野保史*1) ◆「助かった命を守る」:被災者によりそい、声を政治に届ける、苦難解決へ日本共産党の役割発揮に全力(秋元邦宏*2) (内容紹介) 赤旗の記事紹介で代替。 29回党大会/被災地の思い 胸に/募金に感謝 引き続き支援を2024.1.16 党大会の会場で、党石川県委員長の秋元邦宏さん(6…
3/5 虫歯の治療をする。治療したところはフロスが通らなくなるから、歯間ブラシを使うように言われる。 ゲーミングチェアが届く。かなり重い。組み立てようとしたけど、12ある工程のうち最初の工程につまずいた。足の部品がはまらない。何もやる気が無くなりYouTubeやツイッターを眺めていた。 3/6 簿記の勉強を進める。配当金領収書は現金扱い。 3/8 簿記の勉強をする。不動産取得税はその固定資産の勘定に含める。消費税は仕入れとは別に分けるのに、不動産取得税は分けないのは何でだろうか? 3/9 よく眠れなかった。寝付いたのが4時過ぎ。 商品有高帳(先入先出)は仕入→売上→仕入となる場合、数量合計はど…
北欧旅行記 その⑩(シリアラインⅡ~ヘルシンキ) 平成24年(2012年)8月18日~25日 (記録)令和6年(2024年)3月 takachan (23日)船上の朝!ゆっくりとたっぷりの朝食を。リッチな気分だ。 お仲間との旅の体験談も盛り上がってきた。お奨めの場所~各国の盗難?事情などなど・・・。 朝食、フルーツたっぷり サーモンが、美味しい 船はフィンランド、ヘルシンキへと進む。残り時間を活用して、船内探検の続きを楽しむ。デッキ上、スパなど・・・。 朝のデッキ上、両国国旗 デッキ上の遊具施設、プール入口 リラクゼーション・エリア入口 またゆっくりと乗りたい!!ね。ヘルシンキはエテラ港に入港…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年3月3日に聴きに行きました、オーケストラ・エレティール第69回定期演奏会のレビューです。 オーケストラ・エレティールは東京のアマチュアオーケストラです。1988年に東京電機大学のOB達が中心になり、共演経験のある他大学のメンバーも入って設立された団体です。 www.eltl.org 少子高齢化が進む我が国において、このように1大学だけで集まるのではなく、広く人材を集める姿勢を、1988年という時点ですでに持っていることが驚きです。その時点で少子高齢化を考えていたかはわかりませんが、どんな理由であろうとも、結果的には開かれた姿勢が現在の結果を作っていると…
日曜日。晴。 未明起床。 NML で音楽を聴く。■シューマンの「幻想小曲集」 op.88 で、演奏はトリオ・ヴァンダラー(NML、CD)。■フォーレのピアノ三重奏曲 op.120 で、演奏はトリオ・ヴァンダラー(NML)。フォーレ : ピアノ三重奏 作品120 | ピエルネ : ピアノ三重奏曲 作品45 (Faure | Pierne : Trios avec piano / Trio Wanderer) [輸入盤] [日本語帯・解説付]アーティスト:トリオ・ヴァンダラーKing InternationalAmazon■リヒャルト・シュトラウスの組曲「町人貴族」 op.60 で、指揮はシャルル…
www.nhk.jp2月6日に逝去された指揮者・小澤征爾さんをしのんで、総合、Eテレ、BSで以下の番組の放送が決定しました。NHKの豊富なアーカイブス映像と証言インタビューで再構成したドキュメンタリーほか、様々なジャンルの番組で“世界のオザワ”が追い求めた音楽の核心に迫ります。 小澤征爾 終わりのない実験~“世界のオザワ”が追い求めた音楽~ 【総合】3月17日(日)午後1:50~ 2:59 (※北海道、佐賀県は別番組) 2月6日に亡くなった指揮者の小澤征爾さん。その足跡をNHKの豊富なアーカイブス映像と証言インタビューで再構成 プレミアムシアター 【BSP4K】3月17日(日)午後11:20~…
先月神奈川フィルのマーラーを聴いて、ライブのオーケストラの素晴らしさに感動した。なにかまた行こうと思っていたら、今週末はスメタナの連作交響詩『わが祖国』。一人みなとみらいに行ってきた 指揮の広上淳一さんは小柄だけど背筋がずっと伸びていて、とてもダイナミックな指揮。抒情あふれるところではうたうように、高らかに歌い上げるところは全身で。そして盛り上がるところではなんと指揮台の上でジャンプ!それに合わせてオーケストラも緩急と強弱を自在に操る。音楽が本当に好きなんだなという感じ 聴いていて、みていてわくわくウキウキする音楽。この二週間ずっとチェコフィルの「わが祖国」を聴いていたので、モルダウのみならず…
A MINGLED CHIME 31. A STRANGE MISSION 後半 359 For my second symphony concert at the Augusteo I eschewed anything in the way of dangerous novelty, relying upon pieces which had the maximum of “cantilena” and the minimum of polyphonic complexity. About the most advanced item in the program was Balakire…
コンサート雑感、今回は令和6(2024)年2月24日に聴きに行きました、シンフォニア・ズブロッカの第16回演奏会のレビューです。 あのう、かんちゃんさん、前回のコンサート雑感で行ったコンサートの日付、同じですが間違っていませんか?という、ア・ナ・タ。間違っていません。またはしごやってます!しかも、実はこの日のはしごは意識してはしごするつもりで設定しました。 前回のコンサート雑感で取り上げた、Orchestra HALさんではなく、実はそもそもは2月24日には東京オペラティコンサートホールで開催されたメンデルスゾーンの「エリア」を予定していました。この演奏会が昼間であること、そして場所が初台であ…