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交流戦

(スポーツ)
こうりゅうせん

プロスポーツにおいて、
異なるリーグ・カンファレンスのチームと行う公式試合。
インターリーグインターカンファレンス)とも呼ばれる。
米国4大スポーツで行われている。

日本でも2005年より、プロ野球で日本生命セ・パ交流戦として開催。
また、プロレスなどにおける複数の団体による興行や、競馬における中央と地方の交流レースも呼ばれる。

日本プロ野球界における交流戦

歴史

日本プロ野球が2リーグ制となって50年余り。時代の流れは変化し、新たな価値観を求めるようになっていた。
これまで交流試合に関する議論は毎年のように行われており、とりわけパシフィック・リーグ側は開催を熱望してきた。
1999年と2000年にも「サントリーカップ」として、オープン戦の延長でシーズン開幕直前に試験的に行った。
しかし、既得権益にこだわるセントラル・リーグ側数球団の反対により、実現は難しい状況であった。
2004年に起こった球界再編の動きに合わせ、次第にセ・リーグ側の態度も軟化。
2005年度より、セ・リーグ、パ・リーグの両リーグ間の交流試合が決定。
日本生命がスポンサーとなり「日本生命セ・パ交流戦」と銘打たれた。

第1回の2005年度は、5月6日開幕。

2006年度は、5月9日開幕。2007年度は、5月22日開幕。2008年度は、5月20日開幕。2009年度は5月19日開幕。2010年度は5月12日開幕。
公式戦としてペナントレースの成績に含まれる他、優勝チームには賞金5000万円が贈られる。

また、ファームのイースタンリーグ及びウエスタンリーグによる交流戦も開始された。
その他、社会人チームとの試合も交流戦と呼ぶ場合あり。

概要

  • 相手リーグの全6球団と2試合ホーム&アウェー方式で対戦。*1
  • 主催球団側の所属するリーグのルールに準ずる。パ・リーグのチームがホームとなる場合は、指名打者制を採用。
  • 予告先発を採用。*2
  • サスペンデッドゲームは採用しない。
  • 延長12回引き分けとし、再試合無し。
  • ベンチ入り可能な競技者は、監督・コーチ合計7名と、選手25名。その他マネージャー、トレーナー、通訳、スコアラー、広報各1名。
  • 審判員は4人制で行う。*3
  • 交流戦限定のファンサービスとして、特別のイベントや限定ユニフォームなどの着用が認められる。
  • 順位は勝率で決定し、同率の場合は前年の順位に準ずる。
  • 2005年度交流戦限定セパ12球団順位表

記録

2006年5月12日、パ・リーグ全球団が勝利。全試合行われ、一方のリーグのチームが全勝するのは初。
2006年6月7日、パ・リーグ全球団が勝利。2度目の全試合勝利を記録。
2007年5月15日、パ・リーグ全球団が勝利。3度目の全試合勝利を記録。交流戦初戦で達成。
2008年6月18日、セ・リーグ全球団が勝利。
2009年6月20日、横浜−ソフトバンクで交流戦としては初の両軍が初回先頭打者本塁打。

勝敗

年度 パ・リーグ 引分 セ・リーグ 備考
2005年 105勝 7分 104勝  
2006年 108勝 1分 107勝  
2007年 74勝 4分 66勝  
2008年 73勝 0分 71勝
2009年 67勝 7分 70勝
2010年 81勝 4分 59勝 上位6チームが全てパ
2011年 78勝 9分 57勝
2012年 67勝 11分 66勝
2013年 80勝 8分 60勝

歴代優勝チーム

年度 球団 備考
2005年 千葉ロッテマリーンズ  
2006年 千葉ロッテマリーンズ  
2007年 北海道日本ハムファイターズ  
2008年 福岡ソフトバンクホークス ペナントレースは最下位に終わる
2009年 福岡ソフトバンクホークス
2010年 オリックス・バファローズ
2011年 福岡ソフトバンクホークス
2012年 読売ジャイアンツ セ・リーグ球団初の交流戦優勝
2013年 福岡ソフトバンクホークス

関連キーワード

  • 6タテ
  • 4タテ

*1:2005年と2006年は相手リーグの全6球団と3試合ホーム&アウェー方式で対戦。

*2:2011年まではパ・リーグのチームがホームでも予告先発は無し。

*3:2012年に審判員がNPB直属となるまでは、セ・リーグ主催試合では1・3試合目が球審・二塁塁審セ・リーグ、一・三塁塁審パ・リーグで行われた。2試合目はその逆。パ・リーグ主催試合では正反対となる。

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