【蟋蟀(コオロギ)は鳴き続けたり嵐の夜 悠々】 上の写真は、お墓の石碑に書かれている桐生悠々が書き残した名句です。 桐生悠々。「きりゅうゆうゆう」と読みます。本名は桐生政次(まさじ)。 明治6年(1873年)、金沢市生まれで、新聞記者をしていました。 平凡な、いまそのへんに多数転がっている素直で礼儀正しい記者ではありません。 満州事変(1931年)以降の軍国主義の流れの中で、ただ一人、軍部に屈することなく、信念を曲げることなく陸軍の行動を批判し続けた自由主義者です。 もくじ 反骨の桐生悠々がやったことは? 「言いたいこと」と「言わねばならないこと」を区別した桐生悠々 「蟋蟀(コオロギ)は鳴き続…