二十五史
(読書)
【にじゅうごし】
中国歴代の正史、清の乾隆帝の勅命により選定の二四種に新元史を加えたものの総称。
史記・漢書・後漢書・三国志・晋書・宋書・南斉書・梁書・陳書・魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・旧唐書・新唐書・旧五代史・新五代史・宋史・遼史・金史・元史・新元史・明史をいう。
その後、中華民国が書いた筈の『清史』が未完のまま『清史稿』と呼ぶ。中華人民共和国が『中華民国史』を書いたのが、当然中華民国はそれを認めない*1ため、自ら『中華民国開国史』を成立した。互い様相手か書いた物を正史と認めない故、暫く二十五史の呼称が一般的である。
*1:恒例によって、どの朝代でも、それを滅亡させた新の政権が前代の正史を書く訳で、中華民国がまだ生きたまま『中華民国史』がある訳ない。