70歳を過ぎて絵を描きはじめた画家。1875年に広島県生まれ。丸木位里は息子、大道あやは娘。
広島市内の三滝町に移り住み、1945年に原爆を体験。
翌年、夫を失う。
その後、長男の位里夫妻にすすめられて絵筆をとると、81歳で亡くなるまでの数年間に700点以上の作品を残した。
子どものように自由奔放な絵でありながら、自然や生命の本質を鋭くとらえた彼女の作品は、多くの人の心をとらえた。
女流画家協会展、日本美術院展などにも次々と入選し、1953年には3年連続で院展に入選して、院友に推挙されている。