先日、日本近代文学館へ行ってきた。ちょうど新収蔵資料展というのをやっていた。新収蔵資料展 - 日本近代文学館 (bungakukan.or.jp) 昨年の新収蔵資料のうちからの展示で、色々と興味深いものがあった。坂上弘の原稿、長田弘の「世界は一冊の本」の原稿や、福永武彦の書簡など(「玩草亭百花譜」や「病牀日録」の原本も展示されていたが、後半では展示替えになってしまった)。大江健三郎の「性的人間」の原稿も出ており、内容に比して独特の文字であり、何とも言えない気持ちにさせられた(「何とも」の中身については今回は明言を避けるが…)。 そのなかで中村真一郎の「新長篇小説の構想」メモというのが展示されて…