中村富十郎は、歌舞伎役者の名跡。屋号は天王寺屋。
本名:渡辺一(わたなべ・はじめ) 通称:富十郎 1929年、生れ。2011年1月3日、死去。81歳だった。 東京都出身。 1943年、初舞台。 1964年、六代目市村竹之丞 を襲名。 1972年、五代目中村富十郎を襲名。 1994年、人間国宝。 1996年、日本芸術院会員。 2008年、文化功労者。
五代目 中村富十郎―五十年の芸
このところハマっている今村翔吾の『くらまし屋』(ハルキ文庫)である。今村ファンの皆さんと比べると周回遅れでお恥ずかしいばかりだ。取っつく前は、単なる市井の時代物と思っていたので、手が出なかったんですね。 人に薦められたこともあって読み始めたのだが、池波正太郎や山本周五郎のようにはのめり込めないんですわ。なんていうのかな、江戸風情が漂ってこないというか・・・。 今村さんは昭和59年生まれだから、江戸の情緒などすでに霧消している時代だった。まだ下町の裏路地に入れば、江戸の町がそのまま残っているような池波さんたちとは時代の体験は圧倒的に違うんだろう。それでも今村さんは資料や文献などから、江戸のイメー…
新国立劇場での二つ目の出し物はこちらです。 葛の葉とは 見どころ 葛の葉の早替わり。 狐の霊力 和歌を障子に書き写す 狐葛の葉の深い母性愛 梅枝(葛の葉) 時蔵(保名) 葛の葉とは 平安時代の陰陽師・安倍晴明といえば聞いたことのある人も多いはず。その安倍晴明の母親が実は狐であったという伝説がもとになっています。 安部保名に助けられた狐が、保名の恋人葛の葉姫に変身して保名の子ども(後の安倍晴明)と共に平和に暮らしていますが、本物の葛の葉姫が来たことにより狐の世界へ帰っていくというファンタジックな作品です。 今年の大河ドラマ『光る君へ』ではユースケ・サンタマリアが安部晴明にふんしていますね。 今回…
今日、買物に行く途中にパチンコ店跡に居抜きで大衆演劇が入っているビルが在り、其処の道をしょっちゅう通っているのに石碑が有る事に一向に気付かなかった。 堺市の環濠中の地域には、戦国時代から安土桃山時代に亘って豪商と呼ばれる大商人が住んでいた邸宅跡が沢山確認され、邸宅の一部が其の儘に現存している場所もあり、嘗ての反映が偲ばれて居ます。 豪商津田宗及、今井宗久・宗薫父子、魚屋(ととや)宗易(後の千利休)、曽呂利新左衛門(豊臣秀吉の御伽衆)、文人では与謝野晶子、勝負師なら将棋坂田三吉等錚々たる名前が出てきており、今日買い物途中で通ったビルには江戸末期に活躍した上方歌舞伎の大名跡二代目中村富十郎が住んで…
10月6日はこちらに。浅草公会堂にて「翔の會」 中村富十郎さんの13回忌。お子さんである鷹之資くんと愛子さんが、自主公演「翔の會」で富十郎さんにゆかりのある演目をつとめました。 「矢の根」 2世市川團十郎が初演。7世が「歌舞伎十八番」に選定した「矢の根」。豪快な荒事らしい明るい演目で、鷹之資くんにはぴったりと感じられました。 稚気にあふれた五月人形さながらの曽我五郎でした。 「矢の根」は、2代目松緑が富十郎に教えたそう。その富十郎は2代目松緑の孫である当代松緑に教え、今回当代松緑が鷹之資に指導しました。こうして先輩→弟子→孫→子と、入れ子のように伝えていく芸を今私たちが観る不思議。私たち見る側…
2023年10月12日、霞ヶ関での会議出席のため早朝の新幹線に乗る。久しぶりの早朝からの行動のため、頭と眼が働かない。指定席に腰を下ろして、コックリと眠ってしまった。 ↑新大阪駅↑名鉄特急(名古屋駅を過ぎて)↑松重閘門(名古屋市)が右奥に写っていた↑富士山を写したつもり↑富士山は見えず 東京駅に無事に到着した。ポスター(東京駅まつり)が目に飛び込んできた。山手線有楽町駅で下車する。↑東京駅で 山手線有楽町駅で下車。まず腹ごしらえする和食店を探す。東京交通会館の地下1階の郷土料理店で空腹を満たす。五島うどんが美味しかった。 日比谷公園を抜けて、霞ヶ関の官庁街に向かう。 そうだ。第一生命ビルを拝見…
★★★★☆ あらすじ 行方不明になった生徒を探しながら、彼らが入学してからの三年間を振り返る高等養護学校の教師。 www.youtube.com 感想 行方をくらました生徒二人を探しながら、主人公の養護学校教師が彼らと過ごした三年間を振り返る。現在の二人の生徒はしっかりしていて仲良さげだが、入学当時は片方は一言もしゃべらず、もう片方は手が付けられないほど粗暴で言うことを聞かなかった。この間に何があったのかと興味を沸かせる上手い構成だ。 養護学校は、生徒の年齢は同じでも障害の度合いがそれぞれ違い、学習能力の違いもあるのでめちゃくちゃ大変そうだ。普通学校の多様性とは比べ物にならないくらい多様性で溢…
23・06・05 日 晴 27.0度 先日ネトフリでゴッドファーザーⅢを見ていた 今迄何回も映画館でもビデオでもで見た事有るが10年に一度位又見て見るなんてのも楽しい物だ この映画は1作目が1972年・3作目が1990年に制作された だから主演のデ・ニーロやアル・バチーノの若い頃の容姿が見える 其れを今見るのだから彼等の半世紀前(50年前)の顔と今とを見比べ感慨も一入だ 何でこんな話を書くかと言えば実は遂最近アル・バチーノが付き合っている女性を妊娠させたと言う‥そんなニュースを見たからなのだ 彼は結婚一度もした事は無く既に3人の子持ち 今度の彼女が無事出産すれば4人目となる その女性は御年29…