資源依存パースペクティブ(Resource Dependence Perspective, RDP)は、組織が生き残りと成長を遂げるためには、外部の資源に依存しているという考え方です。この理論は、組織間の力関係や戦略的行動を理解するための重要な枠組みを提供します。以下、この理論の要点と具体例を交えて、中小企業診断士受験者の皆さんに向けて解説します。 資源依存パースペクティブの基本資源依存パースペクティブは、1978年にPfefferとSalancikによって提唱されました。この理論の核心は、組織は自己完結しているわけではなく、生存と成功のためには他の組織からの資源が必要であるという点です。資源…