本で、テレビで、SNSで、中吊り広告で、日常のいたるところで、文字を見ない日はありません。文字を見るということは、それを書いた人がいるということ。そういえば、「書」の成り立ちはどうなっているのだろうと検索してみると、「手に筆を持つ様子(聿)」と「台の上に木切れを積んで火を焚く様子(者)」が合わさってできたとありました。 映画やドラマでその日の思い出を日記にしたためたり、思い人に手紙を書いたりするときって夜の場面が思い浮かぶように、書くことと夜には何か関係があるのかもしれません。 蛍や雪のようなわずかな光を頼りにするくらい学問に励むことを「蛍雪の功」と言いますが、これも場面は夜です。日中は外で働…