WHO(世界保健機関)は, 世界規模でのエイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的とし, 毎年12月1日を「世界エイズデー」として, 加盟各国に対しエイズに対する知識の普及を呼びかけています。
現在, エイズは世界各国で爆発的に増加し, 深刻な社会問題となっています。我が国においても, 特に10歳代, 20歳代の若い世代に感染が広がりつつあるなど今後のエイズ感染者の急増が危惧される状況にあり, まん延防止対策が緊急の課題となっています。
エイズは現在のところ, 治療法が確立されていませんが, 正しい知識を持つことにより予防することが可能な疾患です。このため, エイズ対策における教育の役割はますます重要性は増しており, エイズ教育の充実が求められています。