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ロヨラ

(一般)
ろよら

●イグナティウス・デ・ロヨラ。1491〜1556、スペイン生れ。戦争で脚を負傷し、病床で宗教に目ざめる。ローマやエルサレムなど宗教的聖地を巡礼し、学問を深め、1534年、イエズス会を設立した。●邪宗門の根絶&改宗を目ざし、カトリック軍隊さえ組織した。ジェズイットとも耶蘇〔ヤソ〕ともいうが、綴りは[Jesus」=「ジーザス」である。●1549年に来日し、鹿児島・豊後・山口で布教活動を行ったフランシスコ・ザビエル(1506年〜1552年)もここの会員である。続いてザビエルは中国伝道も試みたが、広東近くの上川島〔ジョウセントウ〕で病死し、同会のイタリア人;マテオ・リッチ(1552〜1610)がこれを継いだ。リッチが西洋科学を多く中国にもたらし、学問的改革を行ったのは有名である。●一方の日本ではそののち1556年ガスパル・ヴィレラや1563年ルイス・フロイス、1570年オルガンティノ、1579年アレッサンドロ・ヴァリニャーニ、・・・・・・と続々来日で、1581年には15万人もの日本人信徒へと、膨れ上がっていた。
●話はロヨラに戻るが、瞑想まで含めた実践書(『霊操』)を書いたのはこのロヨラが初めてであろう。愛に満ちた記号学者;ロラン・バルトも、対面的批判から主観的参入への大きな転機としてロヨラ論を展開している。「導入→核→余興」構造ながら、第4週の「神の言葉」こそ最も重要だと分析するが、それよりも何よりも「ヌエストラ・セニョーラ」(=聖なる貴婦人)への絶対的服従・愛って信仰が、とても崇高であり、ために圧倒的な支持を受けた。(;→デスマスクはとても端整・精悍な、品のある顔をしている。)

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