Roger Maris
MLB選手。ポジションは外野手。
1934年9月10日、ミネソタ州生まれノースダコタ州ファーゴ出身。
高校卒業後の1953年、クリーブランド・インディアンズとマイナー契約。
1957年メジャー昇格。
1958年シーズン途中、カンザスシティ・アスレチックス(現オークランド・アスレチックス)へ、さらに1959年オフ、計7人が絡むトレードでニューヨーク・ヤンキースへと移籍。
ヤンキース1年目の1960年、自己最多の39本塁打、リーグトップの112打点をマークしリーグ優勝に貢献。堅実なライトの守備も認められゴールドグラブ賞、さらにはア・リーグMVPにも選出。
ミッキー・マントルとのコンビは「M&Mボーイズ」と称された。
1961年、ヤンキースの大先輩ベーブ・ルースが1927年に記録したシーズン最多記録の60本を上回る61本を記録。
しかし、それ故にルース信者から憎しみを買ってしまい、さらにルースのゴーストライターを務めたこともあるフォード・フリックコミッショナーからも「ルースは154試合で達成したのに、マリスは161試合で達成したのだから、ルースの記録を破ったとは言えない」旨の発言をされ、「61」には「*(アスタリスク)」がつけられ、参考記録扱いとされてしまった。
1968年、セントルイス・カージナルスで現役引退。
引退後はテキサス州で暮らしていた。
1985年12月14日、癌のため逝去。背番号9はヤンキースの永久欠番となった。
そして1991年、「61」から「*」が外され30年の時を経て公式記録となった。
1998年、彼が持つ61本塁打記録はマーク・マグワイアとサミー・ソーサによって破られた。
* リスト::野球選手