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ルウム戦役

(アニメ)
るうむせんえき

Battle of Loum
一年戦争時の戦いの一。サイド5(ルウム)で行われたことでこの名がある。

  • 日時:UC0079年1月15日〜16日
  • 参加陣営:
    • 連邦軍:第一連合艦隊(レビル中将指揮)
    • ジオン軍:第1連合艦隊(ドズル・ザビ中将指揮)

概略

一週間戦争とその締めくくりたるブリティッシュ作戦後に行われた。
再度のコロニー落とし(第二次ブリティッシュ作戦)を企てたジオン軍がサイド5(ルウム)に侵攻、レビル将軍率いる連邦宇宙軍と激突した。*1
ジオン軍は当初は連邦軍を迎撃しつつもコロニー落としの作業自体は続行しようとした。だが、(残存艦隊の寄せ集めとはいえ)連邦は圧倒的な戦力を集中しており、ジオン側の目的遂行は困難な情勢となった。
ドズルは戦況を把握した後、コロニー落としの作業を放棄させてモビルスーツを戦闘加入させている。これによって連邦軍艦隊は*2、大損害を受け、司令長官レビル自身も旗艦アナンケを撃沈されて捕虜となっている。
なお、連邦軍の後衛を務めたロドニー・カニンガン准将の働きによってジオンの追撃は阻止され*3、残存連邦艦隊はルナツーへの撤退に成功した。

なお、この戦いではほかにもジオン軍603技術試験隊が試作兵器「ヨルムンガンド」を運用したが、戦術上の都合もあり特筆すべき戦果を挙げられず大破。正式採用されることなく終わっている。

評価

戦術的に見れば艦隊の大部分を失い戦場から撤退した連邦軍の敗北と判定することで疑問の余地はない。
連邦軍がジオン軍の戦略目的(コロニー落としの実施)を阻んだことで連邦側の戦略的勝利と見なすことも可能ではあるが、実際には連邦艦隊の壊滅*4によって、戦争の続行すら危ぶまれる状態となっており、南極で(降伏にも等しい)停戦交渉が行われる原因となっている。
ただし、勝者のはずのジオン側の損害が大きかったことも事実で*5、南極条約がただの戦時協定となった時点で戦争の長期化は確定したと言える。
かくて、ジオンは(国力に劣るために)避けたかった戦争の長期化に備え、資源獲得を目的とする地球降下作戦を実施することとなる。

*1:なお、MS IGLOOではコロニー落としの情報はジオン側がルナツー駐留艦隊をおびき出すためのブラフだったという説をとっている。

*2:コロニー落としの阻止と引き替えに

*3:ジオン側の損耗が大きく、もとより追撃など不可能だったとの説もある。

*4:後のビンソン・プランによる艦隊再建が成功するまで大規模な作戦行動が不可能となっている

*5:これは再度のコロニー落としもルナツー攻略作戦も実施されていないことからも確定的である

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