微生物(びせいぶつ、英: microorganism, or microbe)は、単細胞または細胞の群体として存在する、微視的な大きさの生物である。 10,000倍に拡大した大腸菌(Escherichia coli)群体の低温電子顕微鏡像。個々の細菌は長円型をしている。 目に見えない微生物が存在する可能性は、紀元前6世紀のインドのジャイナ教の経典など、古くから信じられてきた。微生物の科学的研究は、1670年代のアントニ・ファン・レーウェンフックによる顕微鏡での観察から始まった。1850年代に、ルイ・パスツールは、微生物が食品を腐敗させることを発見し、自然発生説を否定した。1880年代に、ロベル…