Leland Orser(1960-)
俳優、監督、脚本家
誰もが一度は目にした事のある名バイプレーヤー。その幸薄そうな顔から「不幸キャラ」を演じる割合が圧倒的に高いが、同じ芸風のウィリアム・H・メイシーとは対照的に一向に大成する気配がない。フィルモグラフィーの中でも圧巻なのが90年代における『セブン』『エイリアン4 』『ベリー・バッド・ウェディング』の<span style="font-weight:bold;">『リーランド・オーサー不幸三部作』</span>であり、泣き咽ぶ彼の姿は観客の記憶に深く焼き付けられる事となった。ファンは彼の姿をスクリーンに見つける度「(不幸の)フラグが立った!」と、固唾を飲んで見守るのである。
しかし21世紀に入ってからは存外酷い目に遭っていないので、さらなる活躍(不幸)が望まれている。
ひたすらテンパり続ける彼の雄姿はリンク先*1を参照されたし。
また余談ではあるが、彼の名は映画『ヒストリー・オブ・バイオレンス』においてヴィゴ・モーテンセンが血祭りにあげる二人組の強盗、リーランド・ジョーンズ(Leland Jones)及びウィリアム・オーサー(William Orser)の名前の由来となっている。同作の監督デヴィッド・クローネンバーグとは『レザレクション』で共演した仲である。