ジェットエンジンの形式の一つ。
圧縮機で空気を強制的に圧縮するのではなく、空気の動圧(ラム圧)を圧縮行程に用いる。
例えば超音速の気流を狭いダクトに導くと気流は亜音速に減速し、その勢いが圧力に変換される。ここに燃料を注入して燃焼させ、推力を得る。
圧縮機やタービンなどの機構を必要としないが、停止状態からは始動できない。また、速度等の条件が設計上意図したものから外れると急激に性能が落ちるとされる。
ミサイルなどで採用された実積があるが、有人機ではフランスのノール1500グリフォンなどの試作機が飛行したものの実用機はない。
ローターの先端にラムジェットを搭載したヘリコプターも試作された。『ルパン三世カリオストロの城』で伯爵が乗るオートジャイロも同様のメカニズムと考えられる。
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