こんにちは、ボタンです。 今回の記事のテーマは19世紀末を象徴する宿命の女、サロメです。 もしかしたら、【宿命の女】というよりも、【ファム・ファタール】といった方がとおりが良いかもしれません。 フランス語の綴りはfemme fatal 日本語に訳されるときは【宿命の女】が一般的に使われていますが、岩波の美術用語辞典によると【死をもたらす女】といった方が正しいようです。 男性を魅惑して、最後には破滅させてしまう女。 それこそがファム・ファタールなのです。 クレオパトラ然り。楊貴妃然りといったところでしょうか。 19世紀末のヨーロッパにおいて、このファム・ファタールを描いた数々の作品が生まれました…